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JCBI加盟企業3社がブロックチェーン技術を活用した模倣品対策「du-al.io™」の提供を開始

編集部 2022/7/21 15:00

一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(一般社団法人Japan Contents Blockchain Initiative・略称、一般社団法人JCBI)の加盟企業である株式会社メディコム・トイ(東京都渋谷区)と株式会社博報堂プロダクツ(東京都江東区)、SingulaNet株式会社(東京都港区)の3社が、安全性の高いNFC(Near Field Communication)とブロックチェーン技術により実装されるNFT(Non-Fungible Token)を活用した、リアルとデジタルの統合真贋判定によって企業のブランドと消費者からの信頼を守る模倣品対策ソリューション「du-al.io(デュアルドットアイオー)™」を、一般社団法人JCBIが支援するグローバルパブリックブロックチェーン「Content-Ethereum(コンテンツ・イーサリアム)」上で開発し、提供を開始した。

EC市場の拡大に伴い、模倣品被害はあらゆる業種・業界に及び、模倣技術や手法の高度化により、ECサイトや量販店において正規品と誤認して購入する消費者も増える中、リアルとデジタル双方での統合的な解決策が求められている。これらの課題に応えるために、NFCとNFTを組み合わせることで、その商品が本物であるかを企業と消費者が、リアルとデジタル双方で検証することができる、模倣品対策ソリューションが「du-al.io™」(特許出願中※)となっている。

「du-al.io™」は、最先端のアートとTOYを世界へ発信し続けるメディコム・トイ社監修のもと、博報堂プロダクツの制作実施力に、SingulaNetが有するブロックチェーン並びにNFTの技術を掛け合わせ、一般社団法人JCBIが支援するグローバルパブリックブロックチェーン「Content-Ethereum」上で開発された。このサービスによって、コレクション性の高い玩具やアートや、模倣品が多く出回る高級アパレル・時計・アクセサリー、高性能なスポーツ用品・アウトドア用品などを提供する企業のブランドと消費者からの信頼を守ることを目指している。また「du-al.io™」の搭載事例の第一弾となるメディコム・トイの「BE@RBRICK(ベアブリック)」が、2022年7月23日から開催される「MEDICOM TOY EXHIBITION '22」で発表される。

■模倣品対策ソリューション「du-al.io™」(特許出願中 ※)について

「du-al.io™」は、リアルな製品にスマートフォンをかざすだけで、データ通信が可能な安全性の高いNFC(Near Field Communication)と、ブロックチェーン上に記録された改竄されないデータであるNFT(Non-Fungible Token)を情報連携させられる、模倣品対策ソリューション。商品に付属するNFCタグをスマートフォンで読み取るだけで真贋判定ができ、唯一無二の価値をもつ正規品であることが証明できる。また、入手した製品の所有情報がギャランティーカードとしてブロックチェーン上で管理されるため、ユーザーはdu-al.ioのWebサービスページ内でギャランティーカードを確認することができ、NFCタグを読み取ることでギャランティーカードの譲渡も可能。さらに、商品の所有数に応じたランキング表示、各種限定イベントへの参加権や限定グッズ購入権、NFT所有者限定サービスの提供など、企業とファンのエンゲージメントを強化するプラットフォームとして今後もさらに機能を拡張していく予定だという。「du-al.io™」を通じて、DX時代の新しい前例をつくり、企業のさらなる成長に貢献していく方針。

(※「du-al.io™」の機能として搭載されている、NFTとして実装されたギャランティーカードの譲渡時に、受取側が受取を承認し、商品に付属したNFCタグをスマートフォンで読み込む事で譲渡が完了する仕組みについては、特許出願中)