04 AUG

TBSテレビ・TBSアクトが駒沢女子大学と産学連携協定締結、テレビスタジオの使用済み道具類を大学の授業で再活用

編集部 2022/8/4 09:30

株式会社TBSテレビ(東京都港区)と株式会社TBSアクト(東京都港区)は、7月22日に駒沢女子大学(東京都稲城市)人間総合学群住空間デザイン学類(旧:人文学部住空間デザイン学科)と、循環型社会の実現や人材の育成に貢献することを目的とした産学連携協定を締結することになった。この協定により、TBSグループ(株)緑山スタジオ・シティのスタジオセット等の使用済み道具類を無償提供し、学生の空間演出の授業で再活用する。この取り組みには、駒沢女子大学3年生の専門ゼミ科目「インテリアデザインスタジオⅠ」の履修者(29名)が参加し、アートワーク作品(600mm×900mmパネル、計15枚)および作品フレームのデザインと制作を行う。

TBSグループでは、日々使われてきた番組の小道具や大道具のメンテナンスやリペアを行い、中長期にわたりドラマ・情報・バラエティ等さまざまな番組で大切に使い続け、セットのリデュースを行ってきた。最終的に廃棄処理される大道具などの番組セットについては(株)緑山スタジオ・シティで木材・スチロールなどの細分化作業を行い、民間の産業廃棄物処理業者の協力を得てリサイクルに取り組んでおり、毎年90%前後の高いリサイクル率を実現している。

この取り組みにより、本来廃棄されるはずのセットの一部が新しいアート作品に生まれ変わり、未来ある学生の育成に貢献できるものとなりそうだ。

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