03 SEP

IBC岩手放送「岩手県津波リスクマップ」公開 最大クラスの津波リスクを直感的に把握

編集部 2022/9/3 10:00

IBC岩手放送は、9月1日の「防災の日」にあわせ、「岩手県津波リスクマップ」を公開した。

岩手県は今年3月、最大クラスの地震津波を想定した「津波浸水想定図」を公表。IBCではその津波浸水想定のGISデータを分析して「リスクマップ」を作成した。デジタルマップに、想定される津波の「浸水域」と「浸水深」を色分けして表示し、あわせて岩手県沿岸12市町村の「指定緊急避難場所(津波)」についても、その位置を表示している。

さらにスマートフォンなどで位置情報を取得して現在地を表示する機能も搭載。現在地や居住地の浸水想定と、緊急避難場所までの距離などの津波リスクを、デジタルマップ上で直感的に把握することができる。

なお「指定緊急避難場所」については沿岸12市町村の最新(2022年1月~4月に公表)のデータを使用しているが、岩手県が公表した最大クラスの津波浸水想定を受け、今後各自治体で今後避難場所の見直しが進む見込み。避難場所の変更があった場合、分かり次第データを更新していく。

「岩手県津波リスクマップ」データ出典

・岩手県「津波浸水想定データ」(2022年3月公表)
・国土地理院「指定緊急避難場所データ」(岩手県沿岸市町村分:2022年1月~4月公表)