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岡山放送、9月23日 手話言語の国際デーに手話通訳つき生放送とブルーライトアップ

編集部 2022/9/16 18:30

岡山放送株式会社(本社:岡山市北区下、以下OHK)は9月23日、国連が定める手話言語の国際デーに合わせ、約100分間の全編手話通訳つき生放送と、OHKが本社を置く杜の街グレース周辺エリアのブルーライトアップを実施し、バリア(障壁)のない社会実現へ向けたメッセージを発信する。

昨年の同日OHKは、初めて夕方のローカルニュース全編で手話放送を行い、番組を観た聴覚障害者から「ニュースだけでなく娯楽番組にも手話放送をつけて欲しい」という声が上がり、今年3月3日耳の日には情報番組「なんしょん?」でも実施。生放送での手話通訳は難度が高く、特にスタジオトークが中心となる情報番組では、出演者と手話通訳士のコミュニケーションが大変重要となるため、入念な事前準備やリハーサルが欠かせない。今回はさらに放送時間を拡大し、2番組合計約100分間の手話放送に挑む。

また、手話言語の国際デー啓蒙のため、世界ろう連盟が立ち上げた「手話言語のためのブルーライト」イベントに合わせて、全日本ろうあ連盟も「世界そして日本を青色に!-いのちの輝き 手話言語に光を-」を呼びかけ、全国各地の名所や施設を青色にライトアップすることとなった。市民、地域、社会が一つになり、「手話が言語」であることへの認知を広めることを目指している。 OHKはこの呼びかけに賛同し、OHKが本社・スタジオを置く杜の街グレース周辺エリアで賛同企業とともにライトアップを実施。ライトアップ時間は18:00~22:00で、杜の街グレース、駅前ターミナルスクエアビル、山陽新聞社本社ビルで行う。またSDGsの推進に力を入れているフジテレビも、日没から23時までフジテレビ本社(東京都港区台場)をブルーライトアップする予定。

杜の街グレース(イメージ)
山陽新聞社本社ビル
フジテレビ本社

OHKとフジテレビは共通ハッシュタグ「#コネクトブルー」をつけSNSで発信し、岡山と東京、世界とつながり、手話言語を青い光で照らす。青は世界ろう連盟や国連のロゴの色で平和を表している。

全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事⾧ コメント

手話は言語という理念のもと約30年にわたり手話放送を継続する岡山放送に感謝申し上げます。全日本ろうあ連盟としても、これからも『情報から誰一人取り残されない社会』の実現を目指し、岡山放送とともに様々な取り組みを発信できることを願っています。

「なんしょん?手話言語の国際デーSP」15:45~16:50 「OHK Live News」18:09~18:45
YouTube同時配信