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岡山放送、9月23日手話言語の国際デーに合わせたブルーライトアップ実施を報告

編集部 2022/9/28 17:00

岡山放送株式会社(本社:岡山市北区下石井二丁目10-12 、以下OHK)は9月23日、国連が定める手話言語の国際デーに合わせ、OHKが本社を置く杜の街グレース周辺エリアのブルーライトアップを実施した。当日夕方には約100分間の全編手話通訳つき生放送も行い、バリア(障壁)のない社会実現へ向けたメッセージを発信。

このブルーライトアップ企画は、2022年の手話言語の国際デー啓蒙のため、世界ろう連盟が立ち上げた「手話言語のためのブルーライト」イベントに合わせ、全日本ろうあ連盟が国内に広く呼びかけたもので、世界ろう連盟や国連のロゴの色で平和を表すシンボルカラーである青色で全国各地の名所や施設をライトアップすることを通じて、市民、地域、社会が一つになり、「手話が言語」であることへの認知を広めることを目指して行われた。

放送活動「手話が語る福祉」を約30年間継続しているOHKは、本社・スタジオを置く杜の街グレース周辺エリアの企業や団体に声をかけ、日没後からブルーライトアップを行った。また、手話言語に関する条例を制定した岡山市と連携し、岡山市役所本庁舎前の駐車場でブルーライトドローン飛行を実施し、さまざまな場所で手話言語への理解を訴えた。

当日放送された約100分間の全編手話付き生放送は、情報番組とローカルニュースの2番組で実施。生放送での手話通訳は難度が高く、特にスタジオトークが中心となる情報番組では、出演者と手話通訳士のコミュニケーションが大変重要となるため、入念な事前準備やリハーサルが欠かせません。今回は東京ホテイソンによる漫才に手話をつける試みにも挑戦した。

番組を見た岡山県内の聴覚障害者からは「生放送はテロップも少なく映像を眺めることが中心だったが、⾧時間の手話対応で、初めて“行ってみたい”“食べてみたい”という気持ちになった。漫才など健常者と同じタイミングで笑えたことが本当に嬉しかった」と感想が寄せられているという。

放送実績:15:45~16:50「なんしょん?手話言語の国際デーSP」
     18:09~18:45「OHK Live News」ローカルニュース
※なんしょんSPはYouTube同時配信を行い、現在もアーカイブ視聴ができますhttps://youtu.be/WlJ2TtzaKok