Copyright© MBS

30 OCT

MBS『二条城音舞台』が放送、豪華アーティストが一夜限りの競演

編集部 2022/10/30 17:00

毎日放送(以下、MBS)は、1989年の「金閣寺音舞台」以来、30年以上にわたって京都や奈良の名刹・世界遺産を舞台に文化イベント「音舞台」を開催。35回目となる今年は、世界遺産・二条城で9月に行われた。この模様は、11月6日(日)に、特別番組『二条城音舞台』として放送される。

イベントでは、ショパン国際ピアノコンクール4位も記憶に新しい小林愛実をはじめ、箏の若き実力者・LEO、「LEVELVETS」のメンバーとしても活躍するテノールの佐藤隆紀、世界的ソプラノ・森麻季、俳優としても活躍するダンサーの田中泯という顔ぶれが、一夜限りのパフォーマンスを繰り広げた。

特別番組のナレーターは俳優の堤真一に決定。重厚なナレーションで、音舞台の世界観を余すことなく表現する。また、女優の土屋太鳳が、「旅人」として、二条城の普段見られないところも紹介するほか、出演アーティストとの対談を通してさまざまな話を引き出しているのも大きな見どころだ。

【関連記事】MBS『西本願寺音舞台』が第23回ワールド メディア フェスティバルにてドキュメンタリー・エンターテインメント部門で金賞受賞

Copyright© MBS
Copyright© MBS
Copyright© MBS

『二条城音舞台』(にじょうじょうおとぶたい)

■2022年11月6日(日)0:30~1:24(JNN28局ネット)

■出演アーティスト

LEO<箏>
佐藤隆紀<テノール>
小林愛実<ピアニスト>
森麻季<ソプラノ>
田中泯<ダンサー>ほか

旅人 土屋太鳳
ナレーション 堤真一

【曲目】
■「松風」LEO×田中泯
■「スケルツォ第2番変ロ短調作品31」小林愛実
■「この先の道」佐藤隆紀
■「マスカーニアヴェ・マリア」森麻季

出演者プロフィール

LEO

1998年横浜生まれ。9歳より箏を始め、カーティス・パターソン、沢井一恵の両氏に師事。16歳でくまもと全国邦楽コンクール史上最年少最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。一躍脚光を浴び、2017年19歳でメジャーデビュー。同年、東京藝術大学に入学。『情熱大陸』『題名のない音楽会』『徹子の部屋』など多くのメディアに出演。セバスティアン・ヴァイグレ、井上道義、秋山和慶、東京フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、などと共演。2021年4月には鈴木優人指揮・読売日本交響楽団との共演で、藤倉大委嘱新作の箏協奏曲を世界初演し、その模様を収録した最新アルバム「藤倉大:箏協奏曲」(DENON/日本コロムビア)が同年9月にリリースされた。2019年出光音楽賞、神奈川文化賞未来賞受賞。伝統を受け継ぎながら、箏の新たな魅力を追求する若き実力者として注目と期待が寄せられている。

佐藤隆紀

国立音楽大学演奏学科声楽専修卒業。2008年クラシックを中心に独自の世界を創り上げるヴォーカルグループ「LEVELVETS」のテノールとしてデビュー。2020年10月には癒しと祈りをテーマにしたアルバム「PRAYLIST」をリリース。2022年6月にはLEVELVETSコンサート2022「Becauseofyou」~僕らは歌う~を、東京(6/11)・神奈川(6/12)で開催。6/15(水)には『徹子の部屋』クラシック2022にも出演。またソロ活動では2015年に「タイタニック」でミュージカル初出演をはじめ「マリーアントワネット」「スカーレット・ピンパーネル」「エリザベート」「キューティ・ブロンド」「マタハリ」「CHESSTHEMUSICAL」ジャン・バルジャン役にて「レ・ミゼラブル」には2度出演。2022年10月から「エリザベート」フランツ・ヨーゼフ役への出演が決定している。

小林愛実

2021年10月「第18回ショパン国際ピアノコンクール」第4位入賞。7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。これまでに、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響、ポスカ指揮チューリヒ・トーンハレ管など国内外における多数のオーケストラと共演している。2010年14歳でEMIClassicsよりCDデビュー。サントリーホールで日本人最年少となる発売記念リサイタルを開催した。2015年10月「第17回ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリストとなった。2018年にはワーナークラシックスとインターナショナル契約し、「ニュー・ステージ〜リスト&ショパンを弾く」をリリース。最新CDは、「ショパン:前奏曲集他」。フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積む。2022年3月出光音楽賞受賞。

森麻季

東京藝術大学、同大学院、文化庁オペラ研修所修了後、ミラノとミュンヘンに留学。プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールをはじめ、多数の国際コンクールに上位入賞。ワシントン・ナショナル・オペラでアメリカ・デビュー。ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」、トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」に出演を重ねて、国際的な評価を高める。2015年兵庫オペラ「椿姫」、2017年BCJオペラ「ポッペアの戴冠」、2020年BCJオペラ「リナルド」に出演。透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、日本を代表するオペラ歌手として常に注目をあびる。CDはデビュー20周年アルバム「至福の時」ほかエイベックス・クラシックスよりリリース。2022年より国立音楽大学客員教授。ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞受賞。

田中泯

クラシックバレエとモダンダンスを学び、1960年代にはモダンダンサーとして活躍。1974年より独自の舞踊活動を開始。「ハイパーダンス」と称した新たなスタイルを展開し当時の現代美術、文化界に先駆的な衝撃を与える。1978年にパリ秋芸術祭での海外デビュー以降、世界中の知識人や芸術家との数々のコラボレーションへと繋がり、既存のジャンルを超えた前衛的パフォーマンスが海外でも高い評価を得る。1985年からは山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続。2002年、映画「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)での映画初出演にて、日本アカデミー賞新人賞、最優秀助演男優賞を受賞。以来、国内外の映画作品、TVドラマなどに多数出演し、世界中のクリエーター達から唯一無二の存在感が熱望されている。2022年1月28日より、田中泯ドキュメンタリー映画「名付けようのない踊り」(犬童一心監督)が全国各地で公開中。

『二条城音舞台』ホームページ