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2022サッカーワールドカップ「日本×スペイン戦」視聴者注目の“瞬間”をREVISIOが分析!

編集部 2022/12/5 16:30

家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 2022サッカーワールドカップ カタール大会(W杯)にて、日本時間の12月2日早朝4時から放送された、日本対スペイン戦の視聴者の試合の見られ方を分析した。

グループリーグE組で日本がスペインに2-1で逆転勝ち。スペイン、ドイツという競合のいるグループEにて、見事勝ち点6を獲得し、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。

日本列島が沸いたワールドカップ第3戦、日本対スペイン戦はどのように見られていたのか?

※注目度とは?

テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかる。

■毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

試合の中で、視聴者が一番注目したのは試合開始から7分ごろだった。日本の伊東純也選手がシュートを放ち、惜しくもゴールの外側のネットを揺らしたシーンとなった。

後半で視聴者が注目したのは5時53分ごろで、アディショナルタイムが始まった時間だった。7分を乗り切ってほしいという祈りの時間。アディショナルタイムが始まると徐々に注視は落ちる傾向にあった。

4時46分ごろからは、ハーフタイムの時間帯でした。この時間帯は注視率・世帯視聴率*とともに落ちているものの、注目度では50%台、世帯視聴率*では20%台と、平常時よりも高い視聴を維持していた。

■過去3回におけるワールドカップカタール大会での日本戦の注目度と世帯視聴率*の比較

注目度の試合の平均値は下記のようになった。このデータは、試合開始から120分間の世帯視聴率*、注目度の平均を出したもの。

スペイン戦では世帯視聴率は下がったが、早朝の時間帯であったことや、Abemaでも試合を見ていた人がいたと考えられる。それでも、注目度はドイツ戦・コスタリカ戦と比較しても高く、最後の試合の結果がどうなるか、テレビに釘付けになっていたのではないか。

視聴者が注目しやすいジャンルはドラマジャンルだが、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%で、スペイン戦の注目度73%は、かなり高い数値と言える。

2022年11月23日 日本×ドイツ戦  :世帯視聴率*:31.8% 注目度:70.1%

2022年11月27日 日本×コスタリカ戦 :世帯視聴率*:38.5% 注目度:67.4%

2022年12月2日 日本×スペイン戦 :世帯視聴率*:20.1% 注目度:73.0%

*世帯視聴率はREVISIO計測による数値

REVISIO株式会社について

人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供。家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントが活用している。

現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供している。

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