21 FEB

MBSとMGスポーツ、ライブ配信に関する新しい技術の取り組みの実証実験を実施

編集部 2023/2/21 16:00

株式会社毎日放送(本社:大阪市、以下:MBS)とMBSグループのMGスポーツ株式会社(本社:大阪市、以下:MGスポーツ)は、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構が主催、大阪商工会議所・スポーツハブKANSAIの共催のもと開催される「未来社会 スポーツウエルネス イノベーションショーケース Ex-CROSS」で、ライブ配信に関する新しい技術の取り組みとして実証実験を行うことを発表した。

「未来社会 スポーツウエルネス イノベーションショーケース Ex-CROSS」は、健康寿命延伸などの社会課題を解決し、人々がWell-Beingな状態で暮らすことができる未来社会の実現に向け、そのショーケースとなるうめきた2期や2025年⼤阪・関西万博等における社会実装を見据え、スポーツウエルネス領域のイノベーティブなサービス、テクノロジーの実証を推進する事業。アスリートによるデモパフォーマンスや一般市民参加型のプログラムを通じた、効果検証や市場性調査を促進させる。

MBSグループは、クラウド技術や新しいネットワーク技術を用いて、コンテンツ制作配信システムのDX化を目指しており、“安定”はもちろん“安価”なシステムを導入し、コンテンツ制作においてイノベーションを創出することを目指しているという。そのような思いを持つ同グループが、このイベントを通じて行う実証実験は、下記のとおり。

当日現地で開催される3×3バスケットボールの大学生チーム対抗によるエキシビション大会「KANSAI COLLEGE BASKETBALL」や、アスリートの凄さを体感できるスキルチャレンジで実証実験が行われる。

① クラウドを用いたコンテンツ制作
「KANSAI COLLEGE BASKETBALL」での取り組みは、現場からの映像を伝送し、クラウド上で制作を行う。今回の制作はインスタンス(クラウド上のPC)を1台だけで行わず、SW・リプレイ・テロップ送出などの機能を別々のインスタンスで担わせて制作することで、リスクヘッジだけでなく柔軟性も高めることができるシステムを検証。マイクロサービス化することにより、将来、⼤きな規模のリモートプロダクションを行う際に機能ごとのスペック設定やソフト開発も可能となり、安定性や信頼性など適した配信スペックの構築ができるようになる。

② 衛星インターネットサービスとボンディング技術の活用
通常、安定した回線を構築するためには光回線などの工事が必要となるが、今回は衛星経由のインターネット回線(スターリンク)や、携帯キャリアを複数束ねて構築した(ボンディング)インターネット回線を用いて伝送を行う。

同グループでは初めての取り組みで、⼤型中継車を使用しない今後のスポーツ中継に⼤きく影響するシステムだと考えている。

【イベント実施概要】
イベント名:未来社会 スポーツウエルネス イノベーションショーケース Ex-CROSS
日時:2023年2月18日(土) 11時00分~16時30分
場所:うめきた外庭SQUARE
ライブ配信プラットフォーム:MGスポーツ公式YouTubeチャンネル https://youtube.com/live/BJhFtdYu3uY?feature=share
主催:一般社団法人うめきた未来イノベーション機構
共催:⼤阪商工会議所、スポーツハブKANSAI後援:スポーツ庁、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
協力:⼤阪スポーツコミッション、株式会社毎日放送、MGスポーツ株式会社
参加費:無料