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くぎづけになった4月クールの春ドラマは何?REVISIOが初回放送の注目度ランキングを発表

編集部 2023/5/10 17:00

REVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS、所在地:東京都千代田区、以下REVISIO)は、4月にスタートした春ドラマについて、初回放送での注目度ランキングを作成し、人気の傾向を分析した。注目度の値が高いとは、テレビの前の視聴者がくぎづけになっていたことを表す。

個人全体と女性のランキング1位は、NHKの朝ドラ!

4月からスタートした、春ドラマで主にプライム帯に放送されているドラマをピックアップし*、REVISIO独自の注目度という指標によって初回放送の「注目度ランキング」を作成した。その結果、個人全体と女性の1位から3位が同じランキングとなった。また、1位の朝の連ドラを除くと、上位3作品はTBSの独占だった。女性より男性が釘付けになったドラマは14作品中3作品のみで、女性のほうがドラマを集中してみているということが分かった。

*全てのドラマが対象となっているわけではありません

1位:NHKの連続テレビ小説『【テレビ小説】らんまん』主演:神木隆之介

日本の植物学者、牧野富太郎をモデルに、フィクションのドラマオリジナル作品として長田育恵が脚本を手がけている。男性が主人公となる朝ドラは3年ぶり12作品目。男性からの人気は6位だったが、個人全体と女性で1位となった。

2位:TBSの『火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」』主演:橋本環奈

原作はわたなべ志穂による同名漫画。大好きな家族を守るべく結婚を選んだ橋本環奈演じる“ド貧乏シンデレラ”と、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ山田涼介(Hey! Say! JUMP)演じる“ツンデレ御曹司”が繰り広げる胸キュンラブコメディ。女性からの支持が高く注目度は70%を超えた。

『火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」』(TVerで配信中)

3位:TBSの『ペンディングトレイン−8時23分、明日君と』主演:山田裕貴

同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナル、予測不能のヒューマンエンターテインメント。男性からの注目が高く、注目度は66.6%で男性ランキングで1位となった。

『ペンディングトレイン−8時23分、明日君と』(TVerで配信中)

4位:TBSの『日曜劇場「ラストマン−全盲の捜査官−」』主演:福山雅治/大泉洋

全盲の人たらしFBI捜査官と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく、新時代の痛快バディドラマ。脚本は、『グランメゾン東京』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『マイファミリー』など、日曜劇場で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉さんが手がけた。日曜劇場は安定して男性からの人気が高く、男性では2位となった。

『日曜劇場「ラストマン−全盲の捜査官−」』(TVerで配信中)

5位:日本テレビの『Dr.チョコレート』主演:坂口健太郎

謎めいた義手の元医者と天才的外科医の腕を持つ10歳の少女、唯一無二の絆で結ばれたふたりが、全員難ありキャラ強めな6人の医療仲間“チョコレートカンパニー”とともに、どんな状況下でも、ワケあり患者の命を救うノンストップ・ドクター・エンターテイメント。男女からバランスよく支持を得ていた。

参考:※2022年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は62%

『Dr.チョコレート』(TVerで配信中)

■今回分析に利用した指標について

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表す。シーンに注目している度合いがわかる。

REVISIO株式会社