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西日本豪雨から5年、テレビ愛媛が防災ミニ番組を撮影、編集、MAをすべてリモート環境で制作

編集部 2023/6/5 16:30

テレビ愛媛は、西日本豪雨から5年となる今年、6月2日より『あまたつなごやのえひめ防災ナビ』(毎週金曜22時56分~ 23 時)を放送した。愛媛県は、2018年7月の西日本豪雨で33人の死者が出るなど甚大な被害が出ており、梅雨シーズンに「いまできる身近な防災」を呼び掛ける。

番組をナビゲートするのはフジテレビ系列の情報番組『めざまし8』“あまたつ”で おなじみの天達武史気象予報士とEBCライブニュースキャスターで気象予報士の資格をもつ名護谷希慧アナウンサーの2人。

西日本豪雨を教訓に 「大雨を降らせる梅雨前線って?」「身近な川が氾濫するかも」「避難するときに気を付けること」など 梅雨シーズンに 備えておきたい9テーマについて、1分間の番組の中で子どもや高齢者にも分かりやすいようにイラストで防災ポ イントを紹介。番組を通して県民に防災への関心を高めてもらい、家庭や身近なところから「いまできる備え」を呼びかける。

今回の番組は撮影、編集、MAをすべてリモート環境で行うという、これまでにない手法で制作。天達気象予報士はフジテレビのスタジオで、名護谷アナはテレビ 愛媛のスタジオでそれぞれクロマキーバックに撮影 が行われ、東京と愛媛をリモートで繋いで2人がモニターで確認しながらコメントを 同時収録を実施。撮影した2人のクロマキー映像をイラストに重ねて画面を仕上げ、 東京で行われた編集、 MAにも愛媛からディレクターがリモートで立ち会う形で番組を完成させた。

今回のリモートで番組制作は、今後キー局とローカル局が協力するコンテンツ制作の可能性を広げるものとしても期待される。