09 JUN

岡山放送、ユニバーサルな情報発信の取組みが表彰

編集部 2023/6/9 16:00

岡山放送株式会社(本社:岡山市北区下石井二丁目10-12 、以下OHK)は、OHKが⾧年続けてきた手話放送などユニバーサルな情報発信の取組みが6月1日、総務省中国総合通信局から表彰された。


「電波の日」は1950年6月1日に電波法や放送法が施行され、電波の利用が国民に広く開放されたことを記念し制定されたもの。令和5年度「電波の日・情報通信月間」に合わせて広島市で開催された記念式典では、電波の利用や情報通信の発展に貢献した中国地方の個人1人と、OHKのほか8つの団体が表彰された。

OHKは、1993年から30年間にわたり、ニュースの「手話が語る福祉」のコーナーで手話放送を続けているほか、日本で初めてのモータースポーツの手話実況などユニバーサルな情報発信が高く評価された。表彰式では、総務省中国総合通信局の和久屋聡局⾧からOHKに表彰状が贈られた。

OHKのユニバーサルな情報発信への取組み紹介

①手話が語る福祉
OHKが1993年から取組む手話放送活動「手話が語る福祉」は、夕方のニュース内で始まったコーナーで、聴覚障がい者・手話通訳者・テレビ局の3者で「OHK手話放送委員会」を立ち上げ、的確な手話表現にこだわって放送を継続している。

②音訳活動
視覚障がいなどで読書が困難な方に向けて、フリーペーパー「さりお」と、OHKのキャラクターOH!くんの絵本シリーズを音訳。

③さらなる岡山モデルの構築
OHK手話放送委員会に加え、遠隔手話通訳による記者会見の導入(岡山県、総社市)、手話・字幕・音声で案内が表示されるユニバーサル対応動画「シュワQ」の開発、手話放送の協賛企業表示の4つを岡山発で取り組む。

④市内中心部2拠点体制で情報バリアフリー社会の実現を目指す
情報のバリアフリー精神をもとに可視化されたOHKまちなかスタジオミルンと、岡山の新たなランドマーク「杜の街グレース」に位置する本社の2拠点で、社内外と連携し、“情報から誰一人取り残されない”社会実現に向け、企画・アイディア提案に取組む。