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三菱総研、地域テレビCMによる共創型プロモーション実証実験を実施

編集部 2023/6/30 10:00

株式会社三菱総合研究所(以下:MRI)と一般社団法人関西イノベーションセンター(以下:関西イノベーションセンター)は、地域の事業者の魅力を発信するテレビCMを、その地域のクリエイターと共創し発信することで、観光誘致や消費促進により地域経済の活性化を目指す実証実験を行う。

この取り組みは、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点「MUIC Kansai」の課題解決プログラムの一環として実施する。

コロナ禍を経て経済活動が回復しつつある中、観光産業をはじめとした一刻も早い地域経済の活性化が課題となっている。この実証実験では、地域経済の重要なステークホルダーである地域事業者、地域放送局、地域で活躍するクリエイターが連携し、以下の課題解決と地域の新たな需要喚起を目指す。

将来、地域で活躍する事業者(広告事業主)が地域テレビCM等のメディアをより効率的に活用できるよう検討するとともに、地域内にとどまらない新たな商流創出を目指し、観光誘致や消費促進による地域経済の活性化を目指していく。

また、同一地域における複数の広告事業主のテレビCMを、当該地域で活動し、地域の魅力を深く理解するクリエイターが中心となって制作し、地域外へ放映する。具体的には、大阪で活躍する3つの事業者のテレビCMを、7月1日~7月14日の間、石川県内で放映し、地域から地域への情報発信による効果を検証する。

テレビCMの制作では、地域に根差したクリエイターが「地域の魅力」「地域らしさ」を存分に打ち出しつつ、コンセプトの共通化等の手法により、CM効果の最大化と制作プロセスの効率化・低コスト化の両立を図る。

放映するテレビCMの詳細は、放映期間終了後、MRI公式サイトの本ニュースリリースページ上で資料を掲載予定。実証で放映するCMでは、共通して「ちいきっと!」というタイトルが流れる。このタイトルには、以下のメッセージが込められている。

MRIでは、本実証の成果をふまえ、引き続き地域事業者の新たなプロモーション・ブランディング手法の確立、および地域メディアの活用可能性を検討し、地域における新たな需要喚起と経済活性化への貢献を目指していく。

関西イノベーションセンターでは、関西一円を舞台とする広域観光や地域活性化・サステナブルな観光などの促進に取り組んでいる。

株式会社三菱総合研究所

一般社団法人関西イノベーションセンター