2023年、日本民間放送連盟賞 中部・北陸審査会の審査結果が7日（金）に発表され、中京テレビ制作の『こどもディレクター』がエンターテインメント部門において1位通過した。

『こどもディレクター』は、こちらがドキッとするような質問を、こども達は自分の手でカメラを回しながら親にぶつけるといった内容で、普段は近すぎてなかなか踏み込めない「親子」が「ディレクターと取材相手」という関係に変わることで、照れや気まずさを飛び越え、長年抱えていたモヤモヤと向き合い始めることができる。

返ってきたカメラを覗くとテレビスタッフが家庭にお邪魔しては絶対に撮ることのできない、家族だけの空間や映像の数々が。そして、こどもがディレクターだからこそ親から出てきたのは胸を打たれる、むき出しの感情だったという。

「作品は結末が予想できるけど、この番組はそれがずれていく、本当に親子のリアルだった」

スタジオで各こどもディレクターが撮影してくれたVTRを斎藤工・YOUが出演者として、そしていちこどもとして見守った。