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広島テレビ、ドキュメンタリー番組『幸せをあきらめない』が2023年民放連賞番組部門で優秀賞を受賞
編集部 2023/9/27 16:30
広島テレビ放送株式会社(本社:広島市東区)は、2022年12月31日に放送したドキュメンタリー番組『幸せをあきらめない~由佳さんと家族6年9か月のキセキ~』が、2023年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ教養番組の中で優秀賞を受賞した。
【まとめ】2023年日本民間放送連盟賞各部門の入選作品・事績
取材対象者が自然体で描かれ、信頼関係が見える点が評価された。広島テレビは、2017年にドキュメンタリー『知られざる被爆米兵~ヒロシマの墓標は語る』で同部門の最優秀賞を受賞して以来の受賞となる。
この番組は、2016年に交通事故で車いす生活となったネイリスト・中野由佳さんのドキュメンタリー。事故から6年9か月の間、担当ディレクターは3人で継承し、9本の番組を放送した。由佳さんは家族の支えのもと懸命なリハビリで仕事を再開。リハビリで始めた水泳では大会で優勝もしました。由佳さんはその後出会った男性とハードルを乗り越え結婚、そして妊娠・出産します。現在の由佳さんの目標は「いつか家族3人で歩くこと」。広島テレビは夢に向かって挑戦する由佳さんを追い続ける。
<審査講評>
障がいを克服し、一つ一つ夢をかなえていく姿を丁寧に描いたドキュメンタリー。登場人物が皆自然体で、カメラを向けられていることを感じさせない雰囲気から、取材対象者との信頼関係が見て取れる。
担当したディレクターの金丸真帆氏は、「中野由佳さんとそのご家族の前向きな生き方は、困難を抱えるすべての人の背中を押してくれます。この度、多くの人に番組を届けられたことを大変嬉しく思います。これからも引き続き、由佳さんの夢への軌跡を取材し伝えていきます」とコメントしている。