Hakuhodo DY ONE、日本テレビ「プログラマティックネット(運用型全国CM)」への入札を開始
編集部 2025/8/4 16:00
株式会社Hakuhodo DY ONE(以下、Hakuhodo DY ONE)は、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)が開発した新商品「プログラマティックネット(運用型全国CM)」への入札を、広告配信サービス「WISE Ads」を通じて2025年10月より開始することを発表した。
これにより、地上波テレビの全国CM枠(※1)がオンラインかつリアルタイムで入札・運用可能となり、テレビ広告のプログラマティック取引が全国へと拡大する。
■背景
Hakuhodo DY ONEは、運営する広告配信サービス「WISE Ads」と日本テレビの「アドリーチマックス プラットフォーム」の基盤サービス「AdRM-Exchange」(※2)を連携し、プログラマティック取引によるテレビCMの販売(バイイング)を推進している(※3)。
今回の日本テレビによる「プログラマティックネット(運用型全国CM)」の開発は、現在関東エリアに限定されているアドリーチマックスの取り組みを全国エリアへと拡張するためのトライアルで、この全国CM枠への入札経路は、「WISE Ads」など「AdRM-Exchange」と接続しているDSPに限定されている。
「WISE Ads」を利用すれば、関東ローカルCMと全国CMを組み合わせた、より立体的な運用が可能となる。さらに、「WISE Ads」が保有する多様なデータを活用することで、全国CMの広告効果を詳細に可視化し、より精度の高い広告運用を実現する。
■「プログラマティックネット(運用型全国CM)」について
日本全国の放送局で同一のCMを同時に放送できる全国CM(※4)における新たな活用方法。オークション形式によるオンラインかつリアルタイムでの入札・運用が可能となり、視聴実績(毎分視聴率)に基づいたインプレッション数に応じて課金が行われるため、より合理的かつ効果的な広告運用を実現する。
さらに、放送直前のタイミングで入札・落札が行われることで、視聴者の関心、社会的トレンド、天候などの状況に応じた最適なクリエイティブ選定と放送が可能になる。
■「WISE Ads」について
生活動線上のあらゆるデジタルタッチポイントに広告を配信できるHakuhodo DY ONEの広告配信サービス。主要な広告配信プラットフォームやSSPと連携しており、Webメディアのみならず、SNS、ニュース・動画(OTT)・音声配信プラットフォーム、メタバース空間、屋外・屋内のデジタルサイネージ(DOOH)など、多様な媒体への配信が可能となる。ターゲティングと配信先を目的に応じて最適化することで、リーチの最大化と広告効果の最適化を実現する。
https://solutions.hakuhodody-one.co.jp/wise-ads
(※1)日本テレビ系列の複数局(最大30局)で同時に放送される広告枠。全国一律のタイミングで視聴者に届けられるため、広範なリーチと高い認知効果が期待される。
(※2)アドリーチマックス プラットフォーム:https://arm.ntv.co.jp/
(※3)2025年7月22日リリース『Hakuhodo DY ONEの広告配信サービス「WISE Ads」、日本テレビ「アドリーチマックス プラットフォーム」と連携しテレビCMのプログラマティック取引機能を提供開始』。https://www.hakuhodody-one.co.jp/news/news-release_202507222457/
(※4)番組・時間帯によってネット局数(CMが放送される放送局数)は異なる。