25 NOV

Mawari、リアルタイム空間プラットフォーム「ARAWA」の提供を開始 VTuberと「会える・撮れる・作れる・配信できる」環境を実現

編集部 2025/11/25 17:00

株式会社Mawariは、同社独自のリアルタイム3D配信技術(特許取得済み)と、世界初のXR・没入型3Dコンテンツ向けDePIN(分散型物理インフラネットワーク)であるMawari Networkを活用した新プラットフォーム『ARAWA(アラワ)』の提供を開始する。『ARAWA』は「顕れる=現れる(顕現)」という日本語の概念から着想した次世代のXR/3D配信基盤だ。VTuberなどの3Dバーチャルキャラクターや空間演出を、どこでも、どんなデバイスでも、その場に存在するかのように即座にあらわすことができる。

■ARAWAとは – VTuber体験を一つに統合する新しい空間プラットフォーム

『ARAWA』は、次世代のリアルタイム空間プラットフォームとして、XR上でのVTuberとのミート&グリート(以下、ミーグリ)、VTuber活動に必要な日常的な動画制作や空間コンテンツ制作、リアルタイム空間ストリーミングまで、VTuber活動に必要な一連のプロセスをワンストップで提供する。XRに対応した3Dデータの実装や複雑な編集作業、専門知識を必要とせず、誰でもVTuberといった高品質な3Dコンテンツを「会える・撮れる・作れる・配信できる」環境として利用できる。空間コンピューティングやXR時代に向けた、VTuberと自然に出会える世界を実現するプラットフォームとして、VTuber市場におけるエコシステムを支える欠かせない基盤技術となっている。
主要XRデバイスやモバイルデバイスといったマルチデバイスに対応し、今後は強力なGPUを持たないARグラスなどの軽量デバイスでも高品質な3D体験を実現していく。

■進化するXR/3D配信とVTuber市場におけるARAWAの役割

VTuber市場は空前の盛り上がりを見せ、いまやバーチャルタレントはリアルアーティストと肩を並べる存在価値を獲得しつつある。高精細な3D表現が進化する一方で、急成長を続けるVTuber市場では、高品質な3D制作や映像編集に高度なツールやコストが必要であり、誰もが自由にXR/3D表現に参加できる環境はまだ整っていない。

同社はこの課題に対し、独自のリアルタイム3D配信技術によって現実空間との合成が可能な『ARAWA』を開発した。リアルタイム空間ストリーミングしたキャラクターなどのコンテンツに、デバイス側で影生成やオクルージョン(周囲の物体との自然な前後関係)などの空間演出を施すことで、VTuberが自然に存在するかのような表現を遅延なく可能にする。

これにより、
・リアル空間でのミーグリによるファンとのコミュニケーション
・即時撮影・番組収録・広告制作
・イベント会場でのリアルな人との共演演出
・SNS向け動画の即時生成
など、VTuberの表現と活動領域は大きく拡張する。

ARAWAで実現する4つの主要機能は以下の通り。
・会える:ロケーションベースのリアルタイムのミーグリ
・撮れる:その場で高品質な動画を即時撮影
・作れる:VTuberコンテンツの制作環境を提供
・配信できる:リアルタイム空間ストリーミングを簡単に実施

これらすべてが同一技術基盤上で動作するため、VTuber・クリエイター・企業のあらゆる3D体験を効率的に実現する。

ARAWAにより、次の3つの価値を実現する。

1. ユーザー向けにXR/3D体験を可能とする配信を提供:
 VTuberと双方向でコミュニケーションできるインタラクティブ配信
2. VTuber/クリエイター向け機能の強化:
 収録・配信・編集まで、一つの環境で完結できるワンストップ化
3. 多人数が同時参加できる空間体験(Multi-connection):
 複数のユーザーが同じ空間に入り、リアルタイムで一緒に体験や交流できる場の提供

■ARAWAの活用方法や展開例

『ARAWA』により、「会える・撮れる・作れる・配信できる」を軸に多様なユースケースへ展開可能となり、VTuberを新たなタッチポイントとして幅広い分野で活用可能になる。

活用例:
・商業施設・イベント会場でのミーグリ、記念撮影、集客施策
・VTuberとのショート動画制作や番組収録、SNS向けコンテンツ制作
・企業イベントやブランド施策でのVTuber登壇
・観光・自治体プロモーションへの応用
・オンライン・オフラインを結ぶハイブリッドイベントの実現

 

■ARAWA パートナープログラムを開始

今年11月より「ARAWA パートナープログラム」を本格始動し、商業施設、IPホルダー、エンタメ企業、ブランド企業などと共同プロジェクトを展開していく。2025年12月からは、株式会社Meta Osakaと連携し、大阪・なんばから発信する『XNAMBA Spacial Meet&Greet』を常設で展開する。

リアルなロケーションベースで体験できる場所を拡大しながら、オンライン視聴・遠隔参加・ハイブリッドイベントへ拡張していく。同社は『ARAWA』を、B2B・B2C双方向けの次世代3D体験インフラとして進化させていくことで、誰もがXR/3Dを使い・体験し・作り出す時代を目指すとしている。

■Mawari CEO/Luis Oscar Ramirez Solorzanoコメント

「ミーグリ、動画撮影、コンテンツ制作、リアルタイム空間ストリーミングを一つの環境で扱えるようになることで、VTuberの活動はこれまでにないスピードで広がります。私たちが目指しているのは、VTuberをより身近で、より自由度の高い表現へと進化させることです。
 『ARAWA』は、ユーザーがVTuberと出会い、クリエイターが作品を作り、企業が新たな価値を生み出すためのプラットフォームです。
この変化はVTuber業界にとどまりません。アニメやゲーム、音楽などのエンタメ、教育、観光、ブランド体験、自治体プロモーションなど、多様な領域でキャラクターが現実に現れる新たな体験が広がっていくでしょう。『ARAWA』をはじめとするMawariの技術は、今後のXRデバイスや次世代インターフェースにおいて中心的な役割を担うと確信しています。」

(引用: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000070300.html

■Mawari について

Mawariは、独自のリアルタイム3D配信技術(特許取得済み)と世界初のXR・没入型3Dコンテンツ向けDePIN(分散型物理インフラネットワーク)であるMawari Networkにより、高品質な3Dコンテンツを低遅延でグローバルに空間ストリーミングできるインフラを提供するテクノロジーカンパニーです。デバイス側に高い処理能力を必要とせず、リアルタイムで没入感のある3D体験や空間表現を幅広いデバイスに届けることが可能になります。Mawariは、XR時代の基盤となる分散型XR/3D配信技術とMawari Networkを通じて、 “どんな場所でも、どんなデバイスでも、XR/3D体験が当たり前に利用できる世界” の実現を目指しています。
Mawari 公式Webサイト:https://www.mawari.net/ja


本件に関するお問い合わせ先
株式会社Mawari 広報担当 岩永・安藤  eventinfo@mawari.co.jp
詳細はこちら:Website | X