23 JAN

株式会社エム・データ × 公益社団法人日本観光振興協会  「2025年 TV番組露出 観光スポット トレンドランキング(MBT)」発表

編集部 2026/1/23 14:00

株式会社エム・データと公益社団法人日本観光振興協会は協同で、2025年に最もテレビで紹介された観光スポットをまとめた「2025年 TV番組露出 観光スポット トレンドランキング(MBT:Most Broadcast Tourism topics on Japanese television)」を発表した。
本調査は、エム・データが保有するテレビ放送内容の「TVメタデータ」を活用し、観光振興に関連するスポットや施設の放送回数を集計・分析したものだ。2025年のテレビ放送を通じて日本の観光世相を振り返り、地域の観光振興に寄与するデータを明らかにすることを目的としている。

■各カテゴリ別 1位 観光スポット

観光スポット トレンドランキング 各カテゴリ別1位

■各カテゴリ別 トップ10 観光スポット

アウトレットモール TOP10
アンテナショップ TOP10
遺跡・旧跡 TOP10
市場 TOP10
駅 TOP10
温泉地 TOP10
海水浴場 TOP10
キャンプ場 TOP10
公園・植物園 TOP10
ゴルフ場 TOP10
SA・PA TOP10
スキー場 TOP10
デパート・百貨店 TOP10
動物園・水族館 TOP10
ホテル・旅館 TOP10
水辺のスポット TOP10
道の駅 TOP10
ミュージアム TOP10
遊園地・テーマパーク TOP10

【参考】
前年(2024年)ランキング

■2025年のトレンド解説

日観振が調査を行っている「観光の実態と志向~第43回国民の観光に関する動向調査~」では、特に旅行前に参考する情報収集手段として、21.8%の回答者がTV番組を参考にしたと回答するなど、旅の情報収集が多様化した現在でも、TV番組で紹介される観光地や周辺スポットは、旅のプランニングや行動に影響を与えている。テレビで紹介された回数が多い観光地は、必ずしも「人が一番訪れた場所」ではないが、むしろそこには、

 • 番組制作者が「今、視聴者に見せたい」と判断したテーマ
 • 社会全体が共有している感情や関心
 • テレビというメディアが求める画力と物語性

があると考えられ、その年の世相が色濃く示されているものと考える。以下に、今年の傾向を解説する。

トレンド① : 訪日外国人の訪問先が日本の良さを改めて提示
1月21日の日本政府観光局(JNTO)の発表によると、昨年は4,268万人あまりの外国人が日本を訪問し、過去最高を記録した。テレビにおいても、豊洲市場(市場部門1位)、築地場外市場(市場部門2位)、河口湖(水辺のスポット部門1位)、白川郷(遺跡・旧跡部門3位)など訪日外国人が多数訪問するスポットが日本人向けの番組で再評価される流れが定着しており、「なぜ外国人はここに殺到するのか?」という切り口は、 “世界が認めた日本”を日本人に対しても旅先として提示する役割を果たしている。

トレンド② : 「万博」と目新しさのあるスポット
2025年を象徴する行事「大阪・関西万博」は、2,557万人の来場者を迎え、様々な話題を提供した。駅ランキング第2位の夢洲駅は、大阪関西万博の最寄り駅として整備され、単なるインフラとしてだけではなく、顔認証改札やデザイン性の高い天井など「見せるコンテンツ」として紹介され、駅そのものが万博体験の一部として機能したことが、露出につながった。同じ駅ランキング1位の東京駅では、インバウンドにも人気の駅弁やグルメに加え、ドクターイエロー引退や山手線100周年などの鉄道トピックも豊富で、単なる通過点ではない目的地としての魅力が発信されている。また、ユニバーサルスタジオジャパン(遊園地・テーマパーク部門1位)、東京ディズニーリゾート関連(遊園地・テーマパーク部門2位、4位、6位)なども季節ごとのイベントなどで目新しさを打ち出しており、メディアにおいて施設の高い露出につながっている。ジャングリア沖縄(遊園地・テーマパーク部門3位)は、2025年7月のオープンにより、134回という高い露出を獲得した。やんばるの自然を活かした圧倒的な映像力が、旅番組のみならず情報・経済番組でも注目され、森岡毅氏率いる「刀」が手がけるプロジェクトとして、ビジネス性でも話題となった。

トレンド③ : パンダは最強コンテンツ?
パンダの返還に伴い、アドベンチャーワールド(動物園・水族館部門1位)は215回、上野動物園(動物園・水族館部門2位)は97回もの放映回数があった。エム・データの保有する同様の昨年の集計データと比較した場合、アドベンチャーワールドの昨年の放映回数は56回であり、約4倍の放映回数を記録した。動物は老若男女を問わず愛されており、様々なジャンルの番組で取り上げられたことも要因の一つであると考えられる。

本調査の結果については、日観振が持つ全国の観光地ネットワークや知見と結びつけ、地方自治体や観光関連企業・DMOなどの効果的なエリアマーケティング、PR施策に貢献することを目指していく。

■調査概要

1.観光スポット&トピックスの定義
全国47都道府県の施設、名所、自然景勝地、テーマパーク、博物館、美術館、道の駅観光スポットに関連して、地域活性化や観光促進に影響を与える可能性のある注目の話題や事象での露出が対象
(例:新規オープン、リニューアル、特定の限定イベントなど)
※ 対象外:
通販番組・通販コーナーや番宣番組、告知などで紹介されたスポット、また神社・仏閣、病院や、事故、事件、災害、不祥事など、観光スポットの魅力向上に貢献しない文脈で紹介されたスポットは集計対象から除外

2.集計対象
関東広域放送エリア(NHK総合(Eテレを除く)、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)で放送された全番組(ニュース、情報番組、バラエティ、ドラマ、アニメ等)の放送内容

3.集計方法(客観性)
TVメタデータに基づき、AIと人手を組み合わせた独自のロジックで観光スポット名を抽出し、目視チェックを加えて集計。TV番組で紹介された回数(明確な数値)に基づき定量的に集計することで客観性を担保。表記揺れによる集計誤差がないよう、施設名・所在地・ジャンルなどのマスタ(辞書)で一元管理し、例えば、「東京タワー」と「TOKYOTOWER」など、同一の観光スポットを指すことが明白なものや略称についても統合して単一スポットとしてカウント

■今後の展開

今後、エム・データでは、TVメタデータを活用した各種調査レポートや分析ツールを展開すると共に、各種データ基盤や観光情報データベースなどとのTVメタデータの連携を図り、観光DXに貢献する計画だ。

【事例】
  1.TV放送 観光スポット調査ツール「TV Rank TREND-SPOT」
  2.TV露出観光地の分析記事
  3.MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)による万博に与えたTVの経済効果
  4.インバウンド旅行者施策

■株式会社エム・データが提供する「TVメタデータ」とは?

株式会社エム・データでは、TV番組やTV-CMの放送内容(実績)をテキスト化(データベース化)した「TVメタデータ」を生成しています。データ生成センターでは常時40名前後の専属スタッフが24時間365日「いつ」「どこで」「何が」「どのように」「何秒間」放送されたかを、オリジナルのシステムを使用しデータベース化しております。
TVメタデータは、主に「①番組データ(番組放送内容)」「②TV-CMデータ(広告出稿内容)」「③アイテムデータ(番組で紹介された商品情報)」「④スポットデータ(番組で紹介された店・宿・観光地等の情報)」「⑤各種マスタ・辞書データ」などで構成され、ローデータ提供サービスの他に、ランキングコンテンツや調査・集計・分析のレポートサービス、分析結果を基にしたコンサルティングサービスなどがあります。

■公益社団法人日本観光振興協会について

公益社団法人日本観光振興協会は、都道府県・市町村とその観光協会・運輸交通・旅行業・宿泊業・観光施設および観光関連企業・団体など約700団体の会員を有する公益法人です。「観光の光で輝く持続可能な社会の実現」を活動理念として、ネットワーク構築によるイノベーションの追求、新しい価値の創造、社会の持続的発展に向けた各種事業を実施することにより、社会に貢献しています。

■株式会社エム・データについて

株式会社エム・データは、テレビ放送(番組およびTV-CM)の放送実績を独自にテキスト化したデータベース「TVメタデータ」を生成して、調査・分析・配信を行うデータプロバイダです。民放キー局(在京5局)等と資本提携し、業界基準のTVメタデータを構築しており、主なサービスには、「TVメタデータ」を提供する「①データ配信サービス」、お客様のご要望に応じて調査・分析を行う「②放送実績調査サービス」、放送された話題を露出・報道量で集計しランキング形式で提供する「③ランキングサービス」、ビッグデータ解析ツール「④TV Rank」の提供を通じ、企業のマーケティング支援、コンサルティング業務をしています。
「データで世の中やビジネスを面白く!」をパーパス(存在意義)として、様々な業界での課題解決にデータで貢献します。

■会社概要

株式会社エム・データ(M Data CO.,LTD)
    住所  :東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング9階 CROSS OFFICE日比谷内
    URL :https://mdata.tv
    設立  :2006年1月23日
    代表者 :代表取締役会長 関根 俊哉
         代表取締役社長 薄井 司

公益社団法人日本観光振興協会
    住所  :東京都港区虎ノ門3-1-1 虎の門三丁目ビルディング6F
    URL :https://www.nihon-kankou.or.jp/home/
    設立  :1964年4月1日
    代表者 :会長 菰田 正信

■本件に関するお問合わせ

https://mdata.tv/contact/