TBSの『SASUKE/Ninja Warrior』が近代五輪の新種目に。2028年ロサンゼルス五輪に向けてUIPMと業務提携
編集部 2026/5/27 15:30
株式会社TBSテレビ(以下、TBS)と国際近代五種連合(UIPM)は、人気番組『SASUKE/Ninja Warrior』と近代五種の新種目「オブスタクルレーシング(障害物レース)」において、業務提携に合意したことを発表した。
TBSが開発したメガヒット番組『SASUKE』は、世界に『Ninja Warrior』として広く知られている。1997年の初回放送以来、世界的なブームを巻き起こしており、これまでに160以上の国と地域で放送され、25カ国以上で現地版が制作されてきた。また、アメリカ版は2026年6月8日に第18シーズンのプレミア放送を控えている。
一方のUIPMは、近代五種を頂点とするマルチスポーツを統括する国際競技連盟である。1912年の導入から100年以上にわたり、近代五種の5種目はフェンシング、水泳、馬術、ランニング、射撃(2010年にランニングと射撃が統合され「レーザーラン」となった)で構成されてきた。TBSは2022年からUIPMと協力し、『SASUKE』などの障害物スポーツの要素を取り入れたテストイベントを重ね、これが新たな「UIPMオブスタクルレーシング」の開発へとつながった。2024年のパリ五輪後、国際オリンピック委員会(IOC)が2023年の投票で2028年ロサンゼルス五輪からの新種目採用を満場一致で決定したことを受け、UIPMはすべてのレベルにおいて馬術をオブスタクルレーシングへ変更した。
UIPMは2025年に北京で初のオブスタクル世界選手権を開催し、TBSから特定の障害物デザインを含む『SASUKE/Ninja Warrior』の知的財産および番組要素の使用ライセンス権利を取得している。今回の提携により、両者はオリンピック開幕に向けて、世界規模で『SASUKE/Ninja Warrior』と近代五種を相互にプロモーションしていく体制を構築する。
国際近代五種連合(UIPM)会長 ロブ・スタウル氏 コメント
『Ninja Warrior』を世界に送り出した放送局であるTBSと緊密に連携できることは、UIPMにとって大変光栄なことです。TBSがオリジナルの『SASUKE』で障害物レースをテレビの社会現象にしてから30年が経ちますが、私たちの戦略は信頼と革新という点で非常に親和性が高いと言えます。近代五種は1912年以来、常にオリンピック競技としての地位を保ち続け、世界中のスポーツファンの関心に応えるべく、何年にもわたって進化し続けてきました。2028年ロサンゼルス五輪に向けたこの合意は、ゴールデンタイムのエンターテインメントとオリンピック・スポーツ文化の、素晴らしく、他に類を見ない統合を意味しています。
(引用:リリースより)
TBSホールディングス執行役員 瀬戸口克陽氏 コメント
30年前にスタートした『SASUKE』は、常に進化を続けてまいりました。世界中で愛され、100年以上にわたり革新を遂げてきた近代五種の歴史と、私たちの歩みがこのような形で重なり、オリンピックの舞台へ登場することは、まさに画期的な進化であり、大変光栄に思っています。今後TBSとUIPMはより一層緊密に連携し、オリンピックという世界最高の舞台を通して、『SASUKE/Ninja Warrior』と新・近代五種の双方が、世界中の人々に愛されるコンテンツおよびスポーツとして発展するよう尽力してまいります。
(引用:リリースより)
TBS海外事業について
1960年代以来60年以上にわたり、TBSはドラマ、バラエティ、アニメ、映画などあらゆるジャンルにおいて、積極的に海外展開を行ってきました。特に『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』といった大ヒットドラマや、『SASUKE/Ninja Warrior』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組フォーマットは多くの国で人気を博し、これまでに160以上の国と地域において、数百の作品・数万時間分の番組販売実績を誇ります。近年では、"Inspiring Global Love for Japan through Timeless Moments"という理念を掲げ、世界中の人々に心を動かす普遍的な瞬間を届けることを目指すとともに、映像配信、IP活用による商品化、出版、テーマパーク、企業とのタイアップなど、多角的な展開(マルチ展開)にも取り組んでいます。
国際近代五種連合(UIPM)について
国際近代五種連合(UIPM)は、1912年のストックホルム大会以降すべての夏季オリンピックで実施されている近代五種競技を統括する国際競技団体で、世界中のオブスタクルスポーツ・コミュニティも統括しています。設立は1948年。現在、テトラスロン、近代3種、ビアスレ、レーザーラン、オブスタクルレーザーラン、さらに各種オブスタクル競技など多様なマルチスポーツを管轄しており、その競技体系の頂点に近代五種を位置づけています。2025年には、UIPM主催のすべてのレベルの大会で「オブスタクル」が導入されました。近代五種をはじめとするUIPMの競技を、アスリートとファンにとってよりダイナミックで魅力的なものにし、また主催者にとってより低コストかつ運営しやすいものにするため、数十年にわたり進化と革新が続けられています。