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08 JUL

カンテレ、使用済み台本・フリップを再資源化した「再生紙名刺」を導入。番組制作で使用した紙資源をアップサイクル、全社で資源循環の取り組みを推進

編集部 2026/7/8 18:00

関西テレビ放送株式会社は、番組制作で使用した台本やカンペ、フリップなどを再資源化し、社員・スタッフの名刺として活用する取り組みを開始した。
同取り組みは、再生紙製造を手がける山陽製紙株式会社(本社:大阪府泉南市)の協力のもと、使用済みの紙資源を原料としたオリジナル再生紙を抄造(※)し、新たな名刺用紙として活用している。
(※)抄造:紙の原料をすいて紙を製造すること

■「再生紙名刺」導入の背景と目的:テレビ局ならではの資源循環

テレビ番組の制作現場では、日々台本やカンペ、フリップなどとして大量の紙資源(※)が消費され、その多くが放送後に廃棄されている。同社では、ペーパーレス化と並行してこうした紙資源の循環に取り組むことで、環境負荷低減と資源有効活用を両立させるとともに、社員・スタッフが日常業務の中でサステナビリティを実感・体現できる仕組みづくりを目指している。
(※)関西テレビ本社における実績:年間約14トン、A4コピー用紙換算で約350万枚(2025年度)

1~2日で段ボール約10箱分の紙資源が廃棄されている Copyright© カンテレ
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■取組みの概要

・社内で「古紙回収キャンペーン」を実施し、番組制作で使用した台本、フリップなどを回収

番組制作に関わるオフィスに回収BOXを設置 Copyright© カンテレ
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・分別後、山陽製紙株式会社にて再生紙を抄造(社内で回収した紙資源を50%配合)

抄造された再生紙 Copyright© カンテレ
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・オリジナル再生紙として同社の名刺に活用

実際の名刺デザイン(裏面は英字ver.も選択可能) Copyright© カンテレ
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名刺のデザインについては、同社の美術部員が複数案を制作し、全社員による投票を経て決定した。社員の意見を反映したデザインとすることで、全社的な取り組みとしての浸透を図っている。

なお、サステナビリティの観点から、同名刺は、現行の名刺を使い切った社員・スタッフ、あるいは人事異動により新たな名刺が必要となった社員から順次導入している。

本取り組みがもたらす価値:「紙の記憶」を伝えるコミュニケーションツール

同名刺は、番組制作の現場で役割を終えた紙資源が循環して生まれ変わる、という独自の「ストーリー」を持つ素材だ。無漂白の再生紙特有の“斑点”や“素朴な風合い”をあえて残すことで、名刺交換の場でその背景を自然に伝えることができ、同社の資源循環や環境保全への取り組みを対外的に発信するコミュニケーションツールとしての役割も期待されている。

■ 総務局長 青木 珠実 コメント
今回の取組みは、番組制作の現場で役割を終えた紙資源に新たな価値を与え、再び社員やスタッフの手元に戻すという、テレビ局ならではの資源循環の取組みです。この名刺には、番組づくりを支えてきた「紙の記憶」が受け継がれています。社員・スタッフ一人ひとりが日常業務の中でこの名刺に触れることで、資源循環や環境をより身近なものとして感じるきっかけになればと考えています。  今後も、こうした身近な取組みを積み重ねながら、カンテレらしいサステナビリティ活動を進めてまいります。

■ 山陽製紙株式会社 齊藤 明男 執行役員 コメント
これまで役目を終えれば廃棄されていた台本やフリップが、新たな名刺として生まれ変わるお手伝いができたことをうれしく思います。また、当社にとっても、放送局で使用されたフリップ等を原料として再資源化し、新たに再生紙へと生まれ変わらせる取組みは初めての試みでした。関西テレビ様には弊社の工場見学にもお越しいただき、紙が循環する仕組みや私たちの取組みに関心を持っていただけたことも大きな喜びでした。同じ大阪の企業として、今後も連携しながら資源循環の輪を広げていきたいと思います。 

(引用:リリースより)

■今後に向けて

同社は今後も、カンテレグループサステナビリティ方針に基づき、制作現場における資源循環や環境配慮の取り組みを推進するとともに、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく。

【山陽製紙株式会社】

「紙づくりを通して、お客様と共に循環型社会に貢献」することを掲げ、主に再生原料を用いた紙づくりを行っている製紙会社です。製造過程における環境負荷を低減するため、魚が生息できるレベルまで排水を浄化する取組みや、再生可能エネルギーの導入等を積極的に進めています。