10 JUL

生成AI時代の報道の信頼性を守る、映像・画像の「真贋判定技術」開発へ ロジック・アンド・デザインが日本テレビとの共同プロジェクトを発足

編集部 2026/7/10 16:00

株式会社ロジック・アンド・デザイン(以下「ロジック・アンド・デザイン」)は、生成AIの急速な進歩に伴うフェイク画像・映像の氾濫に対し、報道素材の信頼性を担保するための「真贋(しんがん)判定技術」の開発プロジェクトを発足した。

本プロジェクトは、日本テレビ放送網株式会社(以下「日本テレビ」)との共同プロジェクトとして推進される。ロジック・アンド・デザインが保有する特許技術と、日本テレビが持つ報道・メディアにおけるファクトチェックの知見を融合し、人間の目では識別不可能な高度なAI生成コンテンツを識別する革新的なアプローチに挑戦する。

■共同プロジェクト発足の背景と課題

昨今の生成AI技術の著しい進歩により、極めて精巧なフェイク画像や映像の生成が容易となった。
現在、そのクオリティは人間の視覚による判断基準を遥かに超えるレベルに達している。
この状況の出現により、正確な事実を伝える責務を負う放送局や報道機関にとって極めて重大な課題をもたらしている。事件・事故、災害時などのニュース素材として持ち込まれる映像や画像が、「真実を捉えたオリジナル」なのか「生成AIによるフェイク」なのかを正確に判別できなければ、誤った情報を報道してしまうリスクが生じる。報道現場において、素材の真正性を担保し、放送・配信の可否を迅速かつ的確に判断するための技術的セーフティネットの構築が急務となっている。

■開発する「真贋判定技術」の特徴と解決策

本プロジェクトでは、この課題に対し、ロジック・アンド・デザインが保有する独自の特許技術(映像・画像の鮮明化アルゴリズム等)を応用した判定システムを開発する。
現在の生成AIは日進月歩で技術革新が続いており、特定のAIモデルに依存した判定手法では、新しいAIが登場した際に機能しなくなる懸念がある。そのため、本プロジェクトでは、特定の生成AI技術の進化に左右されない本質的なアプローチによる手法の開発に注力する。これにより、将来にわたって報道現場で機能し続ける強固な真贋判定システムの確立を目指す。

■実用化に向けた目標時期

本技術開発は非常にチャレンジングなテーマであり、既存の延長線上にはない未知の領域への挑戦となる。ロジック・アンド・デザインでは、実用的なシステム開発までのステップを計画的に進め、2027年内の技術確立および実用化を目指していく 。不確実性の高い難題に対し、両社の強みを掛け合わせ、強い意欲を持って邁進していく。

【日本テレビについて】
日本テレビ放送網株式会社は、日本の民間放送の開拓者であり、ニュース報道からバラエティ、スポーツ、ドラマまで多岐にわたる高品質なコンテンツを制作・発信し続けるリーディングカンパニーである 。公平・迅速な報道を通じて社会の信頼に応えるとともに、DXや新技術の積極的な導入により、メディアの未来を切り拓く多様な価値創造を推進している。
本社所在地:〒105-7444 東京都港区東新橋一丁目6-1
ウェブサイト:https://www.ntv.co.jp/

【ロジック・アンド・デザインについて】
画像鮮明化アルゴリズム及び復元高解像度化技術開発をおこない、医療機器、防犯・警備・防災・ドラレコ・車載カメラ、検査、ドローン向け等にハード機器、ソフトウェア並びにライセンス販売を行っている。
本社所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷3-2-1 フロントプレイス四谷5階
ウェブサイト:https://www.lad.co.jp/