28 JUL

テレビ北海道が開発した放送運行監視AI「VMO-AIPlus」をテレビせとうち・TVQ九州放送が導入。テレビ放送の運行状況をAIが自動監視

編集部 2026/7/28 14:30

株式会社テレビ北海道(TVh)が開発した、AI(人工知能)によるテレビ放送運行状況自動監視システム「VMO-AIPlus」(※特許、商標登録出願中)が、テレビせとうち株式会社(TSC)および株式会社TVQ九州放送(TVQ)に採用された。同システムが放送局へ導入されるのは今回が初の事例となり、両局にて8月1日より本格稼働を開始する。
>VMO-AIPlusウェブサイト

今回、新機能としてスマートフォンとの連携機能を開発・搭載した。これにより、緊急地震速報や特別警報といった緊急速報スーパーの画面や映像を担当者へ自動で送付可能になる。また、マスターや送信所でのアラーム発生状況もリアルタイムで通知されるため、マスター室外にいる担当者や関係者も、手元のスマートフォン等から即座に状況を把握・確認できる。

さらに、地震・気象速報のカットイン時刻の記録や、字幕・スーパーの誤字自動チェック機能を搭載した。加えて、マスター室内での会話の文字起こし・共有による引き継ぎ業務の円滑化や、アラーム情報に関する疑問にAIが答えるチャット機能も備えており、監視業務の一層の効率化を実現する。

この新機能を搭載した最新型の「VMO-AIPlus」は、11月18日(水)~20日(金)に幕張メッセで開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2026」にて実機展示が行われる。
>Inter BEE 2026ウェブサイト

■VMO-AIPlus

「VMO-AIPlus」は、マスター(主調整室:放送の最終送り出しを行う重要設備)業務のリモートオペレーションを可能にしたTVhの独自システム「バーチャルマスターオペレーター(VMO)」の技術をベースに、新開発のAIを用いて放送の監視を自動化したシステムです。
障害時の復旧制御をAIに任せることもでき、AIが対応の内容や復旧状況をメールで知らせます。既存の設備の種類やメーカーを問わずに導入できるのも特徴で、マスターで管理している映像の信号や管理用の画面情報をそのまま使って業務を効率化できます。