14 OCT

TeNYテレビ新潟、防災フェアにてメディアリテラシー向上のための体験型プログラムを開催

編集部 2026/10/14 14:35

株式会社テレビ新潟放送網(以下 TeNY)は、2026年9月26日(土)・27日(日)の2日間、ハイブ長岡で開催された「みんなの防災フェア2026」にて、親子向け体験型プログラム『それって本当? ~TeNYこども記者 クマ出没の真実を追え!~』を実施した。
生成AIやSNSによる偽情報の拡散が社会問題となる中、延べ324名の親子が参加し、SNS上に氾濫する情報の真偽を確かめる「ファクトチェック(裏取り)」の重要性を楽しみながら学んだ。

■実施の背景:災害時にこそ問われる「情報の見極め」

SNSや生成AIの急速な進化に伴い、ネット上には真偽不明の情報や偽画像が急増している。東日本大震災や能登半島地震などの災害時にも、偽の救助要請やデマ情報が拡散され混乱を招くケースが深刻化している。
平常時はもちろん、非常時に自分や大切な人を守るためには「情報を鵜呑みにせず自ら確かめる力(ファクトチェック)」が欠かせない。そこで地域メディアであるTeNYは、子どもたちがプロの報道現場と同じプロセスの取材を体験できる実践プログラムを企画した。
本企画は、一般社団法人日本民間放送連盟(民放連)の「メディアリテラシー活動助成事業」に選定されたものとなる。

【みんなの防災フェアとは】
中越地震や中越沖地震を経験した長岡市との共催で、2012年より毎年秋に実施。企業や自治体、警察、消防などが、防災・減災をテーマとした展示やイベントを展開し、野外には消防車や陸上自衛隊の車両なども集結。今年は、こども連れの家族など約1万4,000人が来場した。

■「こども記者」が警察・消防へ突撃取材!

参加した子どもたちは「こども記者プレスパス」を身につけ、以下のステップで取材を行った。

◆ロールプレイング形式のVTRで手がかりを調査
「クマが出没した」というSNS投稿をテーマに、ゲーム中の仮想の街で取材を実施。インフルエンサーへの取材からは「善意であっても誤情報を拡散してしまう怖さ」を学んだ。

◆本物の警察官・消防士へ直接取材
会場にいる警察官や消防士のもとへ足を運び、直接インタビュー。「拡散数や映像の見た目ではなく、信頼できる一次情報(現場の声)を確認する」というプロの裏取りプロセスを体感した。

◆ニュース原稿作成とリポーター体験
取材内容をもとに自分でニュース原稿をまとめ、カメラの前でニュースを伝える体験を実施。「情報を確かめること」と「正しく伝えること」の責任を実感した。

当日はTeNY現役の記者が引率し、実際の取材現場での体験を語ると、親子で驚いたり頷いたりする様子が見られた。
また、本物の警察官や消防士への取材では、子どもたちがメモしたり目を輝かせたりしながら話を聞いていた。

ロールプレイングゲームの画面では、画面に表示される選択肢を選びながら取材を進めた。

■「子どもだけでなく大人の学びにも」参加者の反応

2日間で子ども172名、全体で324名が参加し、大きな反響を呼んだ。

子どもたちの声
・「楽しかった!別の夢があったけれど、正しい情報をみんなに伝えられる記者になってみたいと思った」

保護者の声
・「情報が真実か調べる大切さを学べた。子どもの将来に役立つ貴重な経験になった」
・「子どもだけでなく自分自身も勉強になった。家族で情報との付き合い方を考える良いきっかけになった」

■今後の展開について

TeNYではこれまでも「AIてっと君」を活用したAIリテラシーの訴求や、小中学生向け社内見学などを通してメディアリテラシー向上に取り組んできた。今回制作したVTRや教材は、今後の社内見学や職業体験プログラムでも継続して活用し、地域社会のメディアリテラシー向上に貢献していく。