テレビ東京HD、グローバルライセンス事業強化に向け米Nakama社へ戦略的出資 ― ライセンス取引の「AniBiz」通じて商品化など加速 ―
編集部 2026/10/28 15:30
株式会社テレビ東京ホールディングスは、アニメの権利者と商品化・ゲーム化などを手掛ける事業者を橋渡しするプラットフォーム「AniBiz.com」の運営会社Nakama, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、共同創業者兼CEO:ブレイディ・マッカラム氏、以下Nakama社)に対し200万米ドルを出資することを決定した。
テレビ東京は、今回の出資を通じて、世界各地の企業とアニメIPをつなぐ「AniBiz.com」の成長を支援するとともに、本プラットフォームを活用して同社で権利を保有するアニメIPの新たなビジネス機会をグローバルで創出していく。
Nakama社は世界的なアニメ配信プラットフォームであるCrunchyrollの創業チームによって設立された。同社が2026年7月に立ち上げたAniBiz.comは、世界のアニメ業界に特化したライセンスプラットフォームで、複雑なライセンス手続きを効率化し、権利者(ライセンサー)と世界各地の企業が安全かつ円滑に商談を進めるための基盤となる。現在、日本の人気アニメIPのライセンサーを中心に30社以上が参加している。商品化などでIPライセンスを利用したい事業者は、本プラットフォームを通じてライセンサーに対し問い合わせや商談を行うことができる。
テレビ東京グループは、長期ビジョン「テレ東VISION2035」においてコンテンツ価値の最大化をめざす「CaaS(Contents as a Service)戦略」を掲げ、多様なユーザーに向けてコアに刺さるアニメIPを創出し、放送・配信・商品化・イベントなど多角的な経済圏の構築を推進している。
この一環としてNakama社と継続的な協業体制を築くことで、既存の取引先に加え、新たな地域や事業分野の企業との接点を広げ、世界の多様な需要に応えながらアニメIPの価値向上と収益機会の拡大につなげていく。
テレビ東京グループは、持続的な成長に向けて、高いシナジー効果が見込まれる企業との資本業務提携やM&Aを推進している。2026年はMDビジネス分野において複数の資本業務提携を行い、体制強化に取り組んだ。テレビ東京のMDビジネスをさらに強化し、CaaS戦略が目指す多角的なマネタイズを推進していく。
■株式会社テレビ東京ホールディングス 専務取締役・平岡利介氏 コメント
テクノロジーにより海外ライセンス取引や実務プロセスを最適化するNakamaの挑戦は、日本アニメ業界全体のグローバル展開を大きく加速させる革新的な取り組みです。
ライセンスビジネスの新たなエコシステム構築に向け、同社と共に強力に事業を推進してまいります。
(引用:リリースより)
■Nakama, Inc. 取締役(共同創業者)クン・ガオ氏 コメント
誰もが公式にアニメIPへアクセスできる環境を整えることで、世界中で新しいコラボレーションを生み出します。テレビ東京様と共に、アニメ産業のグローバルな未来を創っていけることを心から嬉しく思います。
(引用:リリースより)
<Nakama, Inc. 会社概要>
商号: Nakama, Inc.
代表: 共同創業者 兼 CEO ブレイディ・マッカラム
拠点: 米国サンフランシスコ / 東京
主要業務 アニメライセンス・プラットフォーム「AniBiz.com」の運営
Crunchyrollの初期成長を牽引したチームによって設立された、アニメ業界に特化したライセンスビジネスのマーケット運用企業