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中国放送、一般参加中止も原爆の日の被爆電車の走行をライブ配信

編集部 2020/7/11 17:00

中国放送(RCC)は、被爆した当日の8月6日(木)、8月9日(日)の2日間、被爆電車の走行の様子をLIVE配信する。この「被爆電車特別運行プロジェクト」は、被爆70年のプロジェクトの一環としてRCCと広島電鉄が2015年にスタートし、5年間で約2,700名が乗車。

被爆75年となる2020年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、一般参加者の乗車体験は中止。しかし、あえてコロナ禍に、被爆の惨禍から復興を遂げた「653号」を広島市内で走行させネット配信し、国内外に向けて「平和」を発信する。被爆当日に653号が走るのは今プロジェクトで初めて。

被爆電車とは、1945年8月6日、広島に投下された原爆の被害に遭いながらも、その原型を留めている3車両。そのうち2両(651号・652号)は現在も現役で走行中。被爆電車運行プロジェクトでは江波付近で被爆した653号が広島市内を走る。

また、このプロジェクトでは被爆電車や新型車両など、「ひろでんのある風景」を描いた写真やイラストを募集。採用された作品は8月6日、9日の当日ライブ配信時に流れる。応募方法はTwitterか郵送で、2020年7月31日必着。

「被爆電車特別運行プロジェクト」公式サイト

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