04 AUG

中国放送・広島電鉄の「被爆電車特別運行プロジェクト」にISIDが技術協力

編集部 2020/8/4 16:00

中国放送と広島電鉄が被爆70年プロジェクトの一環として2015 年より始めた「被爆電車特別運行プロジェクト」では、路面電車650形「653号」を、当時の灰色と紺色カラーに復刻し、原爆の被害や、広島の復興の様子を車内で上映する特別運行を実施。5年間で約2,700名が乗車をしている。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本年度の乗車体験の中止が決定されたが、「コロナ禍だからこそ、被爆の惨禍から奇跡の復活を遂げた『653号』が、広島市内を走行する様子を世界に広く発信したい!」という関係者の思いから、今年の特別運行は、インターネット配信により国内外に平和と希望を発信する形となった。

そこで、2020年の年初よりプロジェクトに参画していた株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、以下ISID)が技術協力し、WEBアプリ「ひろでんビュートラム」の提供を通じて、8月6日および9日に運行される被爆電車走行の様子と広島の復興の軌跡を学ぶコンテンツをインターネットライブ配信し、遠隔での乗車体験を実現する。

ISIDは、各種映像と関連情報をリアルタイムに視聴することが可能なWEBアプリ「ひろでんビュートラム」の構築を担当。また、乗車体験のライブ映像を撮影するため、ネットワークカメラ「ミエルカム」も提供している。

●ライブ配信日時:8月6日(木)、9日(日) 13:00~14:10(予定)

公式WEBサイト