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読売テレビ、『遺族とマスコミ―京アニ事件が投げかけた問いー』で坂田記念ジャーナリズム賞 特別賞を受賞

編集部 2021/3/28 20:00

読売テレビ制作のytvドキュメント『遺族とマスコミ-京アニ事件が投げかけた問いー』が、関西を拠点とした新聞・放送での優れた報道活動、及び国際交流報道に貢献したジャーナリストを表彰する「第28回(2020年度)坂田記念ジャーナリズム賞」第1部門(スクープ・企画報道)で特別賞を受賞した。

今回の番組は、世界を震撼させた京都アニメーション放火殺人事件の最前線に立った取材記者が、遺族や事件関係者の声に真摯に耳を傾けながら、報道のあるべき姿について考える内容。読売テレビ報道局の制作した番組が坂田記念ジャーナリズム賞で表彰されるのは、14回目となる。

■ytvドキュメント『遺族とマスコミ―京アニ事件が投げかけた問いー』
2020年10月23日(金)関西ローカル放送
ディレクター前川優也(読売テレビ報道局)
プロデューサー堀川雅子、吉川秀和(読売テレビ報道局)
撮影大中一(読売テレビ報道局)
編集秋山進吾(ytv Nextry)

<番組概要>
2019年7月18日に起きた京都アニメーション放火殺人事件。世界が愛するアニメータ―の才能や夢が焼き尽くされ、36人が死亡した。その凄惨さに加え、注目が集まったのは理不尽な現実を突き付けられた遺族をさらに苦しめたと世間から批判された「マスコミ」だった。犠牲者の名前を報じ、遺族の悲しみを伝えることで再発防止を訴えるマスコミ。しかし、この事件では、実名報道や取材活動が遺族の意思に反したものだと非難され、世間の理解は得られなかった…。今、マスコミに求められているものは何なのか。事件当事者や専門家の声に耳を傾けて『遺族とマスコミ』の在り方を考える。