読売テレビの新空調方式

30 MAY

読売テレビ、「新社屋ラック室の空調効率化」近畿情報通信協議会会長表彰

編集部 2021/5/30 09:00

読売テレビは、今年度「電波の日・情報通信月間」で「新社屋ラック室の空調効率化」が近畿情報通信協議会会長表彰を受けた。

放送局では初の採用となる“不燃性ソックダクト(筒状のフィルター)” と読売テレビ独自で作り上げた“キャッピング(囲い込みによる気流制御)技術” を融合することで、1:環境にやさしい (省エネ)、2:人にやさしい(寒くない)、3:機器にやさしい(結露しない)、4:財布にやさしい(低コスト)という「4つの”やさしい”」 を実現し、シミュレーション上、空調コストを“約1/3低減” 可能な空調方式を考案。かつ“人にも環境にもやさしい” 設定温度26°Cの理想的なラック室を構築することができた。

ラック室の様子

表彰理由の中で「新社屋建設にあたり、設計のコンセプトである『ライフサイクルコストを考慮した環境対応性能』を念頭に、放送機器が収められているラック室の空調システムを抜本的に見直すことに取り組まれた。発熱量の多い機器を冷やすために冷気を均一に送り出す放送局では初採用の『不燃性ソックダクト』と、排熱を囲い込む同社独自の『キャッピング』とを用途にあわせて個別に組み合わせる従前にない発想により、空調コストと二酸化炭素排出量の大幅な削減を達成され、放送事業のサステナビリティに多大な貢献をされた」と評価されました。

ソックダクトとカーテン