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バーチャル高校野球、「地方大会全試合」中継を目指しプロジェクト始動を宣言 新機能も搭載

編集部 2021/7/15 15:00

朝日放送テレビ株式会社と株式会社朝日新聞社は、7月12日(月)プロジェクト発表会を行い、株式会社運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内で展開する「バーチャル高校野球」(https://vk.sportsbull.jp/koshien/)で、全国高校野球選手権大会の地方大会全試合中継を目指した新たなプロジェクトを始動すると宣言。また、バーチャル高校野球の新機能「マルチビュー」「見逃し配信」「スーパープレイ動画」の搭載も発表した。

「バーチャル高校野球」

本プロジェクトはKDDI株式会社(以下、KDDI)の協力のもと、地方球場の通信ネットワークを整備することで、地方大会全試合の中継を目指すもの。2019年の第101回全国高校野球選手権大会では約900試合のライブ中継だったが、本プロジェクト初年度となる、第103回全国高校野球選手権大会では、6月28日の南北海道大会函館支部予選(1回戦)を皮切りに、地方大会2,400試合以上を中継する。将来的には地方大会全試合中継(約3,600試合)を目指す。

バーチャル高校野球の新機能となる「マルチビュー」「見逃し配信」はともに、今年倍増したライブ中継数に対応した機能。

【マルチビュー】

一度に最大5試合視聴が可能。ユーザーが選択した試合がメーンプレイヤーに表示され、その下の4つのサブプレイヤーには「決勝戦に近い試合」かつ「試合日時が現在時間に近い試合」という表示ロジックで中継試合が決定する。次に見たい試合を探すことができ、1日最大約250試合になることもある今夏のライブ中継を余すことなく楽しむことができる機能。

【見逃し配信】

今夏の熱戦を記念として映像で持っておきたい方や、ライブ中継を見逃してしまった方、球場に行けなかった方の試合を見たいというニーズにこたえた機能。1試合単位、大会パス(※)での購入が可能。※特許済みの地方大会の試合:約1500試合

【スーパープレイ動画】

短尺での競技映像を大迫力の縦型動画で楽しむことができる機能。動画はスワイプ操作で簡単に切り替えて視聴することができ、通勤などの時間でも気軽に楽しむことができる。※スポーツブルアプリの「スーパープレイ動画」から利用可能

また、同日のプロジェクト発表会では株式会社運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内で展開する「バーチャル高校野球」で、史上初めて阪神甲子園球場で開催する全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝戦をライブ中継することを発表した。

記念すべき決勝戦に加えて、第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会の3回戦から準決勝までの計15試合を、KDDIの協力のもと、ライブ中継する。

プロジェクト発表会では、一般社団法人全日本女子野球連盟の山田博子会長が「女子高校野球が史上初めて阪神甲子園球場で決勝戦を開催すること」と「女子野球の魅力、将来性」について語った。

「バーチャル高校野球」は、コロナ禍においても安心して球児たちを応援できる環境を構築し、より多くのファンに高校野球を楽しんでもらうことで、球技・大会の普及発展を目指すとともに、女子高校野球を全力で応援していく。

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