19 JUL

TVISION INSIGHTS、『MLBオールスターゲーム2021』テレビ中継を人体認識技術を用いて分析

編集部 2021/7/19 15:00

人体認識技術を用いて、テレビの視聴態勢「アテンションデータ」の取得・提供を行うTVISION INSIGHTS株式会社(以下TVISION)は、2021年7月14日にテレビ朝日で中継された『MLBオールスターゲーム2021』がどのように見られていたか分析。どのような属性の方が視聴し、日本人として初登場したエンゼルス・大谷翔平の登場シーンは注目されていたか? をTVISION独自の指標であるアテンション含有率(※1)を使って考察した。

※1アテンション含有率:世帯視聴率1%あたり「どのぐらいちゃんと見ている人がいるのか」

■スポーツ番組関心層、中でも女性(50歳以上)が特に注目

野球中継なので、個人全体のアテンション含有率に加え、TVISIONが保有する属性、スポーツ番組関心層での見られ方を比較調査した。結果、スポーツ番組関心層のほうが、6%も番組をじっくり見ていたことがわかる。

また、前週の同時間帯と比較すると個人全体では、見られ方が若干減少していたが、スポーツ番組関心層では増加しており、このオールスターゲームがスポーツ番組関心層から注目されていたことが伺える結果になった。

スポーツ番組関心層の中でも、性年代をわけてみたところ特に女性(50歳以上)の指示を集めていることが分かった。平日の午前中ということもあり、女性の関心を集めていたといえる。

F1:女性(20~34歳) F2:女性(35~49歳) F3:女性(50歳以上) M1:男性(20~34歳) M2:男性(35~49歳) M3:男性(50歳以上)

■1番じっくり番組を見ていた女性(50歳以上)のスポーツ番組関心層はどのシーンに注目していたか?

1番アテンション含有率が高かった女性(50歳以上)のスポーツ番組関心層は番組のどのシーンで注視が高かったか? 毎分のデータで解析した。

前半の大谷が打席に立ったシーンや今回は惜しくも直前でメンバーから外れてした菊池雄星との過去のハイライトシーンに注目が集まっていた。一番注視が高かったシーンは試合後半の名プレー場面で、大谷への関心が高いことが分かる。

【今回分析に使用したアテンション含有率について】