17 SEP

日テレとパナソニックのコラボチーム「TONDEMO LIFE FACTORY」がスマートミラー「ミロモ」を制作

編集部 2021/9/17 08:00

日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)のR&Dチーム“R&Dラボ”と、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)のデザインチーム“FUTURE LIFE FACTORY”は、両社メンバーのコラボレーションチーム「TONDEMO LIFE FACTORY」の活動を通じて、コロナ禍でのくらしの課題である「ストレスの悪循環」の解消を目的としたスマートミラー「ミロモ」のプロトタイプ(試作品)を制作した。

ミロモは、日々の暮らしの中で気づかない間に蓄積している「ストレス」を可視化し、その解消を促してくれるスマートミラー。帰宅後や在宅ワークの後、一日で溜まったストレスを「ストレスモンスター」として可視化し、それを鏡の中に棲むキャラクター「ミロモちゃん」のガイドに従って退治することによって、自然にエクササイズが促され、ストレス解消が期待できる。

「ミロモ」の主な特徴

●生活に溶け込む“自然で楽しい”スマートミラー体験

鏡の前に立つだけで、自然に「ミロモ」の世界に入り込めるよう体験設計している。そのため、従来あるスマートミラーのようにあえてセンシング(センサー感知)技術や、ストレスの数値などデータなど、テクノロジー的な表現は前面に出していない。また、メニュー選択なども不要。いつの間にか自然にストレスが計測されて、それが楽しく解消されるような体験を目指している。

●見えないストレスを「ストレスモンスター」として可視化、ストレスを倒すことも楽しみに!

ストレスは数値ではなく「モンスター」として表現している。その日のストレス度合いに応じて、登場する「モンスター」の種類や数が変動する。「モンスター」を様々なエクササイズで倒すことで、自然に運動と笑顔が促されストレス解消につながる。

●鏡に棲むキャラクター「ミロモちゃん」がエスコート

一連の体験をエスコートしてくれるのが、鏡に棲むキャラクター「ミロモちゃん」。毎日見る鏡の中に、やさしく、いつも自分の味方になっていろんな言葉で励ましてくれる「ミロモちゃん」が居ることで、毎日の生活にも潤いがもたらされる。

●日テレの岩田絵里奈アナウンサー、辻岡義堂アナウンサーがキャラクターの声を担当

「ミロモちゃん」は岩田絵里奈アナウンサー、ストレスの「ボスモンスター」は辻岡義堂アナウンサーが声を担当している。主にテレビで活躍するアナウンサーが、テレビを超えた、スマートホーム領域のコンテンツに挑戦。

●ストレスの測定には、パナソニックの「デジタルヒューマン技術」を応用

デジタルヒューマン技術は、パナソニックのプロダクト解析センターで開発された、ココロの状態やカラダ負担を可視化・定量化する技術の総称で、使いやすい商品・サービス作りや、工場やオフィスなど働く現場の改善などに活用されている。

●日テレとパナソニック、両社のリソースを活用した共創型のR&D(研究開発)によるSDGsへの貢献

今回の共同開発は、アイデア思考法が全く異なる2社のコラボレーションから生まれた。社会の課題を、お互い持ちえないリソースを掛け合わせることで、エンターテインメントとプロダクト・サービスの両方の視点で解決できる可能性があると、提示した。

「ミロモ」の開発を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)における「3.すべての人に健康と福祉を」「8.働きがいも経済成長も」「11.住み続けられるまちづくりを」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」など、社会課題解決の目標達成に向けたアプローチにも取り組んでいく。

リリース