21 SEP

関西テレビ放送、8K/HDRショートフィルム『さくらノート』を制作

編集部 2021/9/21 17:00

関西テレビ放送(本社:大阪市、以下カンテレ)は、最新映像技術8K/HDRのショートフィルム『さくらノート』を制作。10月に開催される「うみぞら映画祭2021」「2021淡路島短編映画祭」にて上映される。

本作は、淡路花博20周年、淡路島フィルムオフィス15周年記念として制作された作品。美しい淡路島の風景と、そこで暮らす人々の想いを描いた奇跡の物語が、8K/HDRの圧倒的な映像美で表現されている。カンテレとしては『つくるということ』(ニューヨークフェスティバル金賞)、『Three Trees』(アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード最優秀賞)に続く、カンテレ超高精細映像制作チーム「UHD-works」による8K制作第三弾となる作品で、初の8Kドラマとなる。

■「さくらノート」(19分58秒)

【出演】柿原りんか
【音楽】ikire (Special Thanks 岩井俊二)
【スタッフ】監督・脚本・プロデューサー・編集・カラーグレーディング:矢野数馬(カンテレ)、撮影:樋口耕平(カンテレ)、技術プロデューサー:横山和明(カンテレ)、照明:中村貴志(カンテレ)、映像技術:帆足聡一郎(カンテレ)、録音・MA:井田憲吾(カンテレ)、音響効果:中嶋泰成・太田達也、国際・英語字幕:端崎優子(カンテレ)、ロケーションコーディネート:津守会美
【協力】洲本市、南あわじ市、淡路市、淡路花博20周年記念事業実行委員会、淡路島くにうみ協会 他
【特別協力】淡路島フィルムオフィス
【制作著作】カンテレ

ある島に、東京から中学生の美島咲が転校してきた。その小さな島は、咲の母が生まれ育った場所。転校初日、咲は教壇に立ち言い放つ。「私は、この島が大嫌いです!」

島の小学生はたったの11人。中学生は咲を入れても4人だけ。カフェも、コンビニも、信号も、警察もない。美容院や映画館もないので、船で隣の大きな島に渡るしかない。

東京とは真逆の何にもない生活に嫌悪感を示す咲だが、ふと訪れた学校の図書室で一冊のノートを見つける。「さくら」と書かれた不思議なノートに導かれ、少しずつ島を知る咲。都会では気づけなかった何かが、咲の心に芽生える。そしてー

主演は、柿原りんか。東京から島へ転校してくる主人公・美島咲の変わりゆく心を、深く繊細に演じている。重要な役割を果たすモノローグなど、その豊かな表現力で作品に特別な世界観を与えている。

音楽は、岩井俊二、Chima、市川和則によるユニットikire。「つくるということ」以来のUHD-works作品参加となった。物語に寄り添う上質な音色が、水面のように揺らぐ咲の想いをそっと包んでいる。

■うみぞら映画祭2021
【会期】2021年10月15日(金)~17日(日)
【会場】大浜海水浴場(兵庫県洲本市海岸通1丁目)、洲本市文化体育館(兵庫県洲本市塩屋1丁目1番17号)

「うみぞら映画祭2021」公式サイト

■2021淡路島短編映画祭
【会期】2021年10月31日(日)
【会場】洲本オリオン(兵庫県洲本市本町5丁目4-8)

「2021淡路島短編映画祭」公式サイト

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