28 SEP

在阪4社、テレビ視聴データに関する共同技術検証実験を実施

編集部 2021/9/28 12:30

読売テレビ放送株式会社、株式会社毎日放送、朝日放送テレビ株式会社、関西テレビ放送株式会社(以下「参加放送局」)は、各社個別に収集している視聴データについて、放送局間での連携を目的とした共同技術検証実験(以下「検証実験」)を実施する。

検証実験する視聴データの対象となるのは、関西地区のインターネットに接続されているテレビ。集約期間は、2021年10月4日から2022年1月6日まで行われ、期間中、各参加放送局は以下のデータを取り扱う。

●視聴中の参加放送局のチャンネル情報
●番組の視聴時刻情報
●IPアドレス
●テレビ受信機に設定されている郵便番号
●テレビ受信機を識別するための情報

※各社が個別に収集している視聴データおよび検証実験で取り扱う視聴データは、特定の個人を識別できる情報を含んでいない。
※B-CASカードIDや製造番号等は取得していない。
※検証実験で取り扱う視聴データは、インターネット回線を利用して収集。検証実験の対象となるのは、インターネットに接続している関西地区のテレビ受信機のみとなる。
※参加放送局以外の視聴や、録画による視聴は含まれない。

検証実験で集約した視聴データは、「オプトアウト方式で取得する非特定視聴履歴の取扱いに関するプラクティス(ver2.1)」に則って、参加放送局が持つ個人情報を含まないデータ(視聴中のチャンネル情報や番組の視聴時刻情報など特定の個人を識別できないデータ)を組み合わせて検証。参加放送局は、この過程で特定の個人を識別することができないようにする措置をとられている。

集約する視聴データは、日本国内のサーバーに保管。検証実験にて集約した視聴データは、「参加放送局間での視聴データ連携実現に必要な技術検証」や、「放送サービスの向上とより良い番組制作への活用」などに利用される。