29 OCT

博報堂DYメディアパートナーズ、地元放送局が紹介するLIVEコマース配信サービスの提供を開始

編集部 2021/10/29 10:00

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、以下)は、地方放送局と協働し、各地域の生産者・販売者のこだわりを紹介しながら商品を販売していくLIVEコマース配信サービスを開発。初期パートナーとして日本テレビ系列4局(南海放送株式会社・日本海テレビジョン放送株式会社・青森放送株式会社・株式会社山梨放送)が参画し、2021年10月30日よりLIVEコマースの動画配信を開始する。

メディア環境が変化し急速に世の中のデジタル化が進む中、コロナによる巣ごもり需要が追い風となり、購買行動がオフラインからオンラインへと変化。今、Eコマース市場の拡大は、ビジネス機会として注目されている。その中でも特にオンライン上でコミュニケーションをとりながら買い物ができるLIVEコマース市場は、急速に拡大してきている。

また、商品飽和によりモノがあふれ機能的な価値に差が付きにくい今の時代において、モノづくりの力だけでは商品は売れにくくなっており、生活者の感情を動かす力も必要になってきているといえるだろう。

博報堂DYメディアパートナーズが取り組む新しいサービスは、地方放送局のもつ番組制作力と地元の強いネットワーク、また地元の生活者とのエンゲージメント接点として保有する局アプリを活用し、地域の生産者・販売者と直接LIVE配信画面を通してコミュニケーションをとりながらショッピングができる仕組みを提供。親近感や安心感を醸成し、生活者の感情に訴求するLIVEコマースの実現を目指している。

LIVE配信では、実際に商品を生産している人が出演し、商品に対する思い(こだわり)を視聴者に伝えていく。視聴者と双方向にコミュニケーションをとりながら機能的な価値だけでなく、情緒的な価値も含めて商品を訴求していき、その配信を見ながら視聴者は商品を購入してもらうという仕組みだ。

またデジタルの強みである「だれでも・どこでも・いつでもアクセス可能」である特徴を最大限に生かして、各エリアの放送局を横断した取り組みも実施しいていく。放送局は、LIVEコマースをテレビ放送枠や、各デジタルメディアを活用して告知し、自局アプリへのダウンロードを促進。各放送局へのLIVE配信へアプリからお互い誘導し合うことで、視聴数の増加から収益の最大化を狙う。さらにLIVE配信においては動画でサイト上にアーカイブ化することでLIVE配信だけではなく、アーカイブからの購入も狙うという。

同サービスは、地域に根差した映像制作やイベント活動などを通して地域の人々と喜怒哀楽をともにし、深い関係を築き上げてきた地方放送局が、コロナ禍により落ち込んだ地域経済の活性化に貢献することにもつながる。双方向コミュニケーションを可能にするデジタルを活用し、放送局にとってビジネス機会や収益機会の拡大も期待でき、地方放送局の新しい在り方について支援する仕組みでもあるようだ。

【第一弾】LIVEコマース動画配信

対応放送局:日本テレビ系列4局 南海放送/日本海テレビジョン放送/青森放送/山梨放送
配信期間:2021年10月30日~ 南海放送
     2021年11月13日予定~ 日本海テレビ
     2021年11月21日予定~ 青森放送
     2021年12月11日予定~ 山梨放送

配信プラットフォーム:HandsUP(17LIVE株式会社提供)

「HandsUP」について