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岡山放送と岡山大学、SDGs情報発信に関わる連携と協力に関する協定を締結

編集部 2021/11/1 18:00

岡山放送株式会社(以下OHK)と国立大学法人岡山大学(以下岡山大学)は、国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の達成に向けた情報発信に関する連携と協力に関わる協定を締結した。

協定では、双方で行うSDGsの達成に向けた取り組みや、地域を巻き込んだSDGs達成に関する取り組みなどの情報共有に努めるとともに、情報発信を中心とした分野において緊密に連携していくことにより、SDGsのより一層の推進ならびに情報バリアフリー社会の実現を図ることを目的としている。調印式では、OHK新本社9階の多目的ホール「KURUN HALL」にて、多くの関係者が見守る中、岡山大学槇野博史学長とOHK中静敬一郎社長が協定書に署名を行った。

具体的な協力内容としては、以下4点となる。

1) 双方で行うSDGsの達成に向けた取り組みに関すること
2) 地域を巻き込んだSDGs達成に関する取り組みに関すること
3) 相互のプラットフォームを活用した国内外へのSDGsに関する発信
4) その他両者間で必要と認めるSDGsの普及啓発および達成に向けた取り組みに関すること

岡山大学の槇野学長は「本学の情報バリアフリーを目指す取り組みには50年近い歴史と実績があり、今回の岡山放送からの声がけも単なる偶然ではなく、運命的なものを感じている。」と挨拶し、本協定で地域を代表する大学と放送局との連携に期待を寄せた。

また、調印式後には双方の取り組みを発表する場が設けられ、岡山大学病院の片岡講師から「聴覚障がい者共生の実現に向けた情報バリアフリー社会の構築について」が、OHK報道部の竹下記者から「OHKの情報バリアフリーへの取り組み」が紹介された。岡山大学が取り組んできた難聴児教育支援と、OHKが28年間取り組んできた情報のバリアフリーの取り組みが出会ったことにより新たな連携が始まり、今回の協定締結に至ったことが説明された。