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テレビ朝日、東京2020オリンピック競技大会でIPフロー監視ソリューション「EoM」を活用

編集部 2021/11/17 16:00

株式会社テレビ朝日(本社: 東京都港区)は、株式会社インテリジェント ウェイブ(本社: 東京都中央区、以下IWI)の提供するIPフロー監視ソリューション「EoM」を、2021年7月23日~8月8日にかけて開催された第32回オリンピック競技大会(2020/東京)において活用したことを発表した。

EoMは、IWIがペイメントシステムや証券業界向けシステムの開発で培ってきた高速データ処理の技術と、FPGA(※1)技術を組み合わせることにより、開発を実現した放送業界向けIPフロー監視ソリューション。IP放送システムの構築時や各種設定、ならびに安定的な運用を実現するIPの監視装置として活用され、オリンピック競技の高品質な中継を実現した。

IWIではEoMの機能拡張を継続的に行っており、現在のEoMは以下の機能を実装している。

・10GbE / 25GbE / 100GbE において、SMPTE ST 2110などをはじめ12のデータ種別を監視
・データ種別毎のビットレート、パケットドロップ数、レイテンシー、ジッターなどを可視化
・任意の閾値を設けたアラート設定
・映像音声パケットのデコード機能
・他社製の統合監視製品との接続機能

テレビ朝日では、EoMを含めた同IP放送システムを、2022年2月4日~2月20日にかけて開催が予定されている第24回オリンピック冬季競技大会(2022/北京)でも活用することを発表した。

※1) FPGA(field-programmable gate array):製造後に構成を設定できる集積回路

「EoM」について