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TVISION、SDGs関心層が注目した企業ランキングを発表

編集部 2021/12/12 17:00

視聴者がテレビをどのように見ているかを測るTVISION INSIGHTS株式会社(以下TVISION)は、TVISION調査パネルのなかのSDGs関心層が企業CMをどのように見ているかを調査し、企業ごとにまとめた注目度ランキングを作成。その結果を発表した。

SDGs(エスディージーズ)とは、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)のこと。2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標だ。

近年、SDGsに対する意識は急激に高まっており、メディアやニュースでも連日、取り上げられるなか、SDGsは個人のライフスタイルにも大きな影響を与えるとともに、企業イメージや企業活動がSDGsに沿ったものとなっているかといった点にも厳しい目が向けられはじめている。

TVISIONでは、TVISION調査パネルに対して、SDGsに対する認知と関心度についてアンケートを実施。SDGsを「知っている」かつ、SDGsの17の目標のいずれかに「関心がある」と答えた人をSDGs関心層と定義。

ランキングについては2021年11月16日~30日に関東で200GRP以上のCM出稿があった全企業の全CMを対象に、テレビの前にいる人のなかで見ているSDGs関心層の割合を「注目度」として算出し、それを企業ごとにまとめて注目度ランキングを作成した。

対象となった企業社数は319社。200GRPは調査期間中に世帯視聴率約7%の番組に15秒CMを毎日1回ずつ放送された量に相当する。(※TVISION INSIGHTS調べ)

ランキングを見ると、上位の企業の中にはSDGsの内容を訴求したCMが多く見られた。特に上位30社のうちSDGsテーマを訴求した内容で、SDGs関心層からの注目度が高いCMは以下のとおり。

●第2位 日本生命「笑顔が大好き」篇
子育てと女性の社会進出を支えるCM
●第6位 ドナルドマクドナルドハウス「マックのおうち」篇
病気の子供とその親を支える活動を表現したCM
●第7位 SUBARU「一つのいのち」篇
交通事故ゼロの未来を表現したCM
●第13位 三菱地所「三菱地所と次にいこう。サステナブル」篇/「三菱地所と次にいこう。ダイバーシティ」篇
地域貢献活動におけるサステナブルの実現とラグビー日本代表を例にダイバーシティの推進を表現したCM
●第24位 三井不動産「みんなで変わろう2」篇
障害者、子供のスポーツ支援を支える活動を表現したCM
●第27位 KEIRIN「補助事業 地域産業」篇/「補助事業 障がい者スポーツ」篇/「補助事業 福祉」篇/「補助事業 医療」篇
地域・伝統産業、障害者スポーツ、子ども・障害者・地域の福祉、医療を支える活動を表現したCM

TVISIONでは、今後こうしたSDGs関心層による企業注目度ランキングを、定期的に発信していく予定だという。