14 JAN

TVISION、2021年12月における「企業CM」注目度ランキングを公開

編集部 2022/1/14 12:00

独自の人体認識センサーでテレビの自然な視聴動向を計測し、データを提供しているTVISIONINSIGHTS株式会社は、2021年12月1日~31日に、関東で50GRP以上のCM出稿があった全企業の「企業CM※」を対象に、テレビの前にいる人のなかで、テレビ画面を見ている人の割合を「注目度」として算出し、それをCM単位で集計した注目度ランキングを発表した。

対象となった企業CM数は330本。50GRPとは、調査期間中に世帯視聴率約5%の番組に15秒CMを10回放送した量に相当。(TVISIONINSIGHTS調べ)

※1…企業CM:特定の商品・サービス名のCMでない、企業としてのメッセージを伝えるCMを指す

今回のランキングでは、2位のau「進め!そっちだ!」篇や、3位の積水ハウス「少女の成長」篇などの定番・シリーズ化しているCMが上位に多くあった一方、8位の因幡電機産業「街を描く」篇や、9位のSOMPOケア「人が人を支えている」篇など、法人向けサービス(BtoB)を提供する企業の企業CMも多くランクインしていた。

また、6位のM&K「三島市」篇、21位の三栄建築設計「岸壁の家2022」篇や19位の東芝三菱電機産業システム「TMEIC脱炭素社会」篇など、多くの企業CMの中でサステイナブルな社会や脱炭素社会を前面に打ち出しており、SDGsへの関心の高さをうかがうことができた。さらに、今回の企業CMランキングでは、1位と最下位の注目度の差は約19%となっており、大きな差が生まれていたのも特徴的。

以下にて、1-10位にランクインした企業CMを紹介する。

1位:サントリー「人生には、飲食店がいる。メッセージ」篇60秒 コロナ禍において頻度が減ってしまった飲食店が人生において果たす役割を伝えるCM。テキストだけが表示され、途中イラストに切り替わるという特徴があった。

2位:au「進め!そっちだ!」篇60秒 大みそかに放送されたCM。RPG風の設定で、三太郎たちが鬼を倒しにいく姿を描いた。

3位:積水ハウス「少女の成長」篇30秒 おなじみの積水ハウスのBGMとともに、高校から社会人になる少女が同じ道を通って家に帰る姿が描かれているCM。

4位:システナ「アスリート社員」篇30秒 オフィスの中で、ラクロスやホッケーなどをしながら部長にペンを届ける躍動感のあるCM。

5位:日本通運「世界日通。医薬品」篇30秒 世界の様々な基準をクリアして、サービス提供を行っていることをアピールするCM。

6位:M&K「三島市」篇30秒 未来ある街づくり・地域振興を訴えかけるSDGs要素のあるCM。

7位:キヤノン「FindYourFocus~ひろげよう。まだない視界を~医療AI」篇30秒 深刻化していく医師不足を、キヤノンの技術で解決していくことをアピールするCM。

8位:因幡電機産業「街を描く」篇30秒 指で宙をなぞると街になっている演出で、技術商社として暮らしを様々な角度からさせていく企業であることを発信するCM。

9位:SOMPOケア「人が人を支えている」篇30秒 さだまさしさんの楽曲とともに、介護士の女性が職場(介護現場)に向かう姿を描いているCM。

10位:ヤマエグループホールディングス「ヤマエがつなぐ。」篇30秒 日々の暮らしの根幹となる物流を支える企業であることを発信するCM。

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