28 JAN

TSK山陰中央テレビジョン、ACDと資本業務提携を締結 中国越境メディア事業を本格始動

編集部 2022/1/28 16:30

山陰中央テレビジョン放送株式会社(島根県松江市、以下「TSK」)は、中国市場開拓支援サービスを提供する株式会社ACD(東京都港区、以下「ACD」)と資本・業務提携契約を締結。本提携契約に基づき、TSKがACDに資本参加するとともに、ショートムービーやLIVE配信を行う中国越境メディア事業を本格始動することを発表した。

中国でのオンライン広告の市場規模は、2019年のインターネット広告費が6,464.3億元=10兆8,342億円と日本の約5倍。2022年には2019年の約2倍の20兆円規模となる見込みだ。また、メディア別の広告収入ランキングは、ショートムービー、ニュースメディア、SNS、OTV(動画ストリーミング+ライブ配信=OnlineTV)、検索広告の順となっている。

こうした中国の市場背景を受け、ACDは2020年4月よりWeChat内の「WeChat視頻号(チャンネル)(以下視頻号)」において自社メディア「日本旅游指南」を開設。ショートムービーの発信や日本からのLIVE配信を実施しており、2020年4月の開始以降、オリジナルのショート動画の投稿数は1289作品に上り、累計で1260.6万回視聴された。同時にLIVE視聴者数の月間平均は159万人に上る規模に成長している。

今回の業務提携により、TSKはテレビ放送で培ったコンテンツ制作のノウハウを活かし、ACDがもつプラットフォームで配信するコンテンツを制作。ACDとともに中国越境LIVE配信・中国越境短尺動画事業の質・量を拡大していくことを目指す。また、ACDが持つ他の事業チャネルとの融合を図ることで、今後より一層日本の地産外商の活性化に力を入れ、地方創生に貢献していくとともに、全国の企業にも活用されるサービスを構築していくという。

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