24 FEB

福島中央テレビ、親子料理教室「中テレクックラボ」のオンラインイベントが人気

編集部 2022/2/24 18:20

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染急拡大により、親子で楽しむ様々なイベントが延期や中止となっているなか、株式会社福島中央テレビ(本社:福島県郡山市)がオンラインで開催する親子料理教室「中テレクックラボ」に多くの応募者が集まり、人気を集めている。

親子料理教室「中テレクックラボ」は、コロナ禍においても安心して、楽しく、健康意識を高めてもらおうとテレビ局と自治体、地元スーパー、大手食品メーカーが協力して年複数回開催しているもので、2022年1月にオンラインで開かれた教室には福島県内の親子約40組が参加した。

当初は、福島県内のキッチンスタジオを活用して対面のリアルイベントとして行われてきたが、新型コロナウイルスが猛威を奮って以降はインターネット会議システムの「ZOOM」を活用したオンライン形式に切り替えて開催。外出することなく自宅から参加できるとあって「親子で安心して参加できる」と注目を集め、40組の定員の3倍に迫る応募が寄せられたという。

オンライン料理教室の当日は、オンライン会議システム「ZOOM」を活用してテレビ番組のスタジオから生配信し、約1時間20分のスケジュールで料理の先生の指導のもと各家庭で親子が協力して調理を進められた。

料理の先生は、福島中央テレビが放送する夕方情報ワイド番組『ゴジてれChu!』の料理コーナーで長年、講師を務める橋本ヨシイさん(管理栄養士)。またリアルイベントの醍醐味である“臨場感”は、進行役を務めるテレビ局のアナウンサーが担った。アナウンサーは“全ての家庭の子どもと会話すること”を徹底し、料理の手順などを先生と一緒に解説しながら、オンラインながら触れ合いの時間を多くとることが意識されたという。

また、福島県は食事における塩分摂取量が男女ともに全国でワーストランクで、メタボ率も高い水準にあるなど、健康という分野においては“後進県”。「中テレクックラボ」は、この状況を改善したいと福島中央テレビや食品メーカー各社、流通業者が思いを一つにスタートした企画でもあり、今回、参加者で調理したレシピのうち、冬が旬の野菜・にらを活用した「にらと豚肉、豆腐のとろみ汁」は、2022年2月に福島県内の小・中学校の学校給食で提供されることが決定。

同イベントは、こうした主催、後援、協賛各社の方々の想いが詰まったイベントで、また“すべての席が先生の目の前の特等席”といったリアルイベントでは実現が難しいオンライン開催の特性を最大限に生かしたことで、わかりやすく、楽しい教室が実現し、多くの反響を集めたようだ。

■「中テレクックラボ親子でオンラインお料理教室」イベント概要

主催:福島中央テレビ
後援:福島県
特別協賛:リオン・ドール コーポレーション(※2022年1月開催回)
協賛:キッコーマン食品、日清オイリオグループ、キユーピー、ハウス食品、大塚食品

「中テレクックラボ親子でオンラインお料理教室」公式サイト