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REMOW、12.8億円を資金調達 日本コンテンツを全世界へ届けるグローバルサービスを展開

編集部 2022/5/10 17:00

日本コンテンツの世界流通を手掛けるREMOW株式会社(本社:東京都港区、以下REMOW)は、日本コンテンツを全世界で楽しむことができるサービスや流通網を構築するために、計9社より12.8億円の資金調達を実施したことを発表した。

資金調達の引受先は、関西テレビ放送株式会社(本社:大阪府大阪市)、株式会社集英社(本社:東京都千代田区)、株式会社集英社DeNAプロジェクツ(本社:東京都渋谷区)、株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区)、株式会社テレビ東京(本社:東京都港区)、東映アニメーション株式会社(本社:東京都中野区)、日本映画放送株式会社(本社:東京都千代田区)、株式会社フジ・メディア・ホールディングス(本社:東京都港区)、AID Partners Urban Development Company Limited(本社:Tortola, British Virgin Islands, VGI110)の計9社。

グローバルサービスが次々と誕生するエンタテインメントの世界では、ある国で制作されたローカル作品が世界中で視聴される機会を得た。しかしながら、そもそも日本の作品が視聴できる映像プラットフォームサービスは限定的であり、全世界の映像エンタテインメント利用者の多くは正規サービスではなく、海賊版等で視聴しているのが実状だ。REMOWは、こうした現実を打破し、日本コンテンツを全世界で楽しむことができるサービスや流通網を構築するため設立された。

REMOWの一つ目の取り組みとして、日本コンテンツ及びカルチャーの代表格である日本のアニメーションを世界中へ届けることを理念に設立されたアニメカ有限責任事業組合の持ち分を一部取得。またアニメカ有限責任事業組合の理念の下、中南米で日本アニメ専門サービスを手掛けるAnime Onegai S. De R.L. De C.V.(以下Anime Onegai)と資本業務提携を行い、REMOWが主体となってサービス展開をしていく。

Anime Onegai(アニメオネガイ)は、日本アニメ専門サービス「Anime Onegai por ANIMEKA(アニメオネガイ ポル アニメカ)」を展開、アニメ作品を月額見放題で楽しめるSVODサービスや広告付きで無料で視聴ができるAVODサービスのほか、日本アニメ専門のリニアチャンネルなど幅広い視聴形態の自社サービスを行うだけでなく、各国のケーブルTV局や通信会社などの各サービスとの連携により、幅広いアニメファンに作品を届けていく。

このAnime Onegai por ANIMEKAで日本のアニメを中南米へと広げていくプロジェクトを皮切りに、REMOWは理念でもある日本コンテンツを世界中へと羽ばたかせていくという。

「REMOW株式会社」コーポレートサイト

「Anime Onegai por ANIMEKA(アニメオネガイ ポル アニメカ)」公式サイト