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TBSホールディングス、初のTCFD報告書を公表 2023年度に主要3施設でカーボンニュートラル実現

編集部 2022/9/2 13:00

TBSホールディングス(本社:東京都港区)は、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく報告書を公表した。同報告書には、2023年度にTBS放送センター、赤坂サカス文化施設、TBS緑山スタジオの主要3施設でカーボンニュートラルを実現することが打ち出されている。

主要3施設のカーボンニュートラルは、グループのマテリアリティのひとつ「カーボンゼロに向けた目標設定と実践」の第一歩となるもので、スコープ1および2を対象にCO2の更なる排出削減と再生可能エネルギーの調達等によって実現を目指す。

既に使用電力を100%再エネ化している赤坂サカス文化施設(2019年〜)と緑山スタジオ(2021年〜)に加え、本社とスタジオ機能を持つ放送センターでも電力の再エネ化を行うことで、TBSテレビのレギュラー番組のうち7割近くにおいて、スタジオでの収録や生放送が‟CO2排出ゼロ”で行われることになるという。

報告書は、気候変動に関わるリスク及び機会について、TCFDが推奨する「ガバナンス」「リスク管理」「戦略」「指標と目標」の4つのフレームワークに沿ってまとめられ、TBSのサステナビリティサイトで公開されている。

「TCFD提言に沿った情報開示」はこちら

TBSホールディングスは、2020年よりグループをあげてSDGsキャンペーン「地球を笑顔にするWEEK」を実施。「やってみようよ、SDGs」をテーマに、多くの番組で気候変動を含む様々な社会課題について行動を起こすよう呼びかけている。

今後もグループ全体でCO2排出削減に取り組み、多様なメディアを有するコンテンツグループとして、企業や自治体、視聴者と連携して、気候変動対策においても“社会を動かす起点”となることを目指す。