06 OCT

読売テレビ、新・報道取材ヘリコプター“てんてん” 運行開始

編集部 2022/10/6 17:00

読売テレビの「報道取材ヘリコプター」が新しくなり、10月1日より運行を開始した。愛称は“ てんてん ”。読売テレビ社内の公募で選ばれたこの愛称は、「10 チャンネル(ten)」が「天空」に舞うイメージから生まれたという。

新たな機体には、国内において消防防災機や警察機としても幅広く活躍している中型のベストセラー機「エアバス AS365 N3+型」を採用。これまで使用されてきたヘリコプターよりも飛行可能時間は伸び、巡行速度も上がり、座席数の増加など、性能面においても飛躍的に向上しているという。

また、新たな取材支援システムとして「マップシステム」を導入。ヘリコプターの現在地、目的地情報、カメラの方向や撮影している映像の範囲など、上空の様々な情報を地上の読売テレビ本社と正確に共有できるようになった。また、これまで撮影する目的地を「目」で探してきたが、このシステムによって、ボタン操作ひとつで住所情報とカメラが連動。カメラは GPS の位置情報をもとに、指定された地点を自動で補足し続け、撮影することができる。このシステムを使用することで、大幅に取材精度・効率の向上が期待できるという。

カメラ本体の性能も向上。夜間、暗所、その他悪条件でも明瞭な映像が撮れる高感度カメラと、倍率・解像度などでより高い性能を誇る望遠レンズが採用。従来よりも、質の高い映像を上空から届けることが可能に。

報道取材ヘリコプターは、空からの広い範囲の映像が求められる災害報道や、速報性が求められる有事対応などで、読売テレビにとって欠かすことのできない設備。これから“てんてん”は空から、より速く、より遠く、そして、より良い映像を届け、視聴者に多くのニュースを伝えていくだろう。