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カンテレ制作ドキュメンタリー『希容の形』がABU賞「スポーツ部門」で最優秀賞を受賞

編集部 2022/12/7 19:00

アジア・太平洋放送連合(Asia-Pacific Broadcasting Union/ABU)が選定する、ABU賞の「スポーツ部門」において、関西テレビ放送株式会社が制作・放送した4Kドキュメンタリー「希容の形」が最優秀賞を受賞、現地時間11月29日夜にインド・ニューデリーで開催された授賞式で発表された。

ABUは、アジア太平洋地域の放送発展を目的に1964 年に設立され、現在は約70の国と地域の放送局、および放送関連団体が所属する世界有数規模の連合となっている。ABU賞は加盟機関の放送番組制作力や教育・文化水準の向上、相互の国際理解の促進を目的に、ABU 設立と同時に創設された。

尚、本作品はこれまでに「ベネチアテレビ賞(スポーツ部門)金賞」「FICTS ミラノ国際スポーツ映画祭(オリンピック・スピリット部門)優秀賞」などを受賞している。

カンテレ、4Kドキュメンタリー『希容の形』がVenice TV Award 2022の「スポーツ部門」で金賞受賞

【ABU 賞 最優秀賞(スポーツ部門)受賞『希容の形(かた)』】

■放送日時:2021年8月26日(木)24時30分〜25時25分 ※ダウンコンバートによる放送
      2021年12月27日(月)16時00分〜16時55分(BSフジ)

東京オリンピック 空手・女子形で銀メダルを獲得した清水希容選手のドキュメンタリー。カンテレが初めて清水を取材したのは2013年。まだあどけない笑顔で取材に答えていた 19 歳の大学生は、そこから全日本選手権7連覇、さらに世界選手権を連覇するなど、一気にヒロインの階段を駆け上がった。しかし東京オリンピックの金メダル候補として脚光を浴びる一方で、清水は勝たなければならない重圧から、自分の強さを見失っていく―

真夏の東京で、観る者に鮮烈な印象を残した “清水希容の形”。試合後のインタビューで流した涙の裏には、知られざる苦労の日々があった。そして彼女が語る、オリンピックを経て「手にしたもの」とは? 2013年から清水を撮り続けるカメラマン兼ディレクターが、約8年間の取材映像でその素顔と舞台裏を描く。

■ナレーション:吹石一恵
■撮影・ディレクター:樋口耕平
■編集:芳本武
■英語版プロデューサー:端崎優子
■プロデューサー:繁田直紀