(左から)吉武佑祐氏、森山顕矩氏、香川凌也氏、大山由里子氏

01 JUN

テレビ朝日、映像情報メディア学会にて技術振興賞2部門で受賞

編集部 2023/6/1 17:00

株式会社テレビ朝日は、5月26日、一般社団法人映像情報メディア学会において、技術振興賞 進歩開発賞(現場運用部門)と技術振興賞 コンテンツ技術賞を受賞した。この賞は毎年、コンテンツ制作分野において技術的な創意工夫により著しい功績をあげた個人または団体に授与されるもの。

今回、進歩開発賞(現場運用部門)で受賞したのは、技術局技術運用センター 森山顕矩氏が担当した「自動スイッチングシステムの開発」。カメラ映像を切り替えるスイッチャーのオペレートを自動化するシステムで、マイク音声の大きさから話者を特定して映像を切り替えることに加え、AIを用いて顔の動きを分析し、リアクションのスイッチも行う。これにより、自然なスイッチングを行うことが可能となっており、少人数での番組制作や現場スタッフの負荷軽減が見込まれるものとなっている。

コンテンツ技術賞を受賞したのは、技術局コーポレートデザインセンター 横井勝氏、香川凌也氏、中村均氏、(株)テレビ朝日クリエイト 村野彰彦氏、大山由里子氏、眞田晴夫氏、そしてメタバース開発プロジェクト / クラスター株式会社が担当した「メタバースXRプロダクションの開発と運用 ~放送とメタバース空間の完全連動~」。メタバースを主軸とした生放送番組制作を行うにあたり、「メタバース空間」と「放送スタジオ」をリアルタイムでどう連動させられるかが大きな課題であったが、テレビ朝日独自のシステム開発により、バーチャルとリアル間での映像・音声・人(アバター)をシームレスに融合した新しい映像制作のプロダクション環境を実現した。