PLAYとWOWOW、コンテンツ配信における新たな価値創造を目指して合弁会社を設立
編集部 2023/6/1 12:00
株式会社PLAY(本社:東京都渋谷区、以下PLAY)と株式会社WOWOW(本社:東京都港区、以下WOWOW)は、2023年6月1日付で共同出資による「株式会社WOWOWクロスプレイ(本社:東京都渋谷区、以下WOWOWクロスプレイ)」を設立したことを発表。両社は本合弁会社の設立を通じて、双方のグループリソースを総合的に活用し、放送におけるDXを推進し、コンテンツ配信における新たな価値創造を目指していくという。
PLAYは、映像を通じた価値の伝播で人を豊かにするというビジョンを掲げ、動画配信プラットフォーム STREAKSやメディアサプライチェーンプラットフォーム KRONOSを提供している。STREAKSは、国内のプレミアムコンテンツを配信するメディア企業に対して、OTT配信に必要なトータルワークフローを提供する、年間60億回以上の再生、3万件以上のライブ配信を支える配信プラットフォーム。画質の向上やライブ配信における遅延量の低減など、コンテンツをお客さまに配信するにあたって発生する技術的な課題に取り組んできた。
一方のWOWOWは、⽇本初の⺠間衛星放送局として、1991年に有料放送事業を開始。現在「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」「WOWOW 4K」の4チャンネルと、「WOWOWオンデマンド」を通じて、国内外の映画や⾳楽ライブ、海外ドラマ、世界のトップスポーツ、ステージ、アカデミー賞、グラミー賞、そしてオリジナルドラマなどのエンターテインメントを提供している。
今後、ユーザーとクリエイターたちをインタラクティブに繋げ、エンターテインメントの価値を届けていくためには、PLAYのインターネット配信に関わる技術と、WOWOWのコンテンツ制作・運用のノウハウを組み合わせて、さらに踏み込んだ配信を実現していく必要があると考え「WOWOWクロスプレイ」を設立したという。
WOWOWは、WOWOWオンデマンドを含むインターネットビジネスに関わる開発および運営をWOWOWクロスプレイに委託するとともに、AI技術を活用しながらコンテンツ運用の最適化についてWOWOWクロスプレイと取り組む。PLAYは、WOWOWクロスプレイと共同で、3D音響などの配信での新たな体験の実現やコンテンツの制作から生活者に届くまでのサプライチェーンの最適化に向けて、プラットフォームの開発を進めていくとのこと。