読売テレビなどが加盟する「ダイバーシティ西日本勉強会」の分科会にあたる“男性育児参画チーム”は、先月23日、男性育休取得推進を目的としたオンラインセミナーを共同で開催した。

読売テレビなど主に関西に本社を置く企業が参加する「ダイバーシティ西日本勉強会」は2004年に発足。参加企業が知識や経験を企業の枠を超えて共有し、実践的な学びを得ることを目指し活動している。今回のセミナーは、その分科会にあたる男性育児参画に関する課題解決や施策の検討に取り組む「男性育児参画チーム」の読売テレビを含む15社が共同で開催、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也氏を講師に迎え、育児世代の「当事者向け」と、育児世代の部下がいる「管理者向け」の2部構成で行い、加盟各社から合わせて300人が参加した。

当事者向けセミナーでは、「父親であることを楽しもう！」をテーマに、男性が育児に参画することの意義や、本人の意識啓発などについて講演があった後、実際に育児休業を取得した男性社員を迎えたパネルディスカッションを開催。読売テレビからは『情報ライブ ミヤネ屋』でディレクターを務める社員が登壇し、自らの経験で得た知見や育児への思いなどを共有した。

また管理者向けセミナーでは、「部下や同僚等の育児や介護、ワークライフバランス等に配慮・理解のある上司」を増やす「イクボスプロジェクト」をテーマに、男性育休が求められる社会的背景や企業にとってのメリット、課題について講演が行われた。その後セミナー参加者が少数のグループに分かれ、各社の情報交換を行う機会を設けた。参加した社員からは、「男性育児が子供に与える影響がよく分かった」「他社の悩みや取り組みが聞けて良かった」などの感想が寄せられた。

読売テレビ