08 AUG

REVISIO、クロスメディア出稿での注視リーチを最大化する「CTVリーチシミュレーター」を提供開始

編集部 2023/8/8 12:00

家庭用に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS、本社:東京都千代田区、以下REVISIO)が、地上波TVとコネクテッドTVの最適な予算配分を、注視ユニークリーチを基にシミュレーションできるツール「CTVリーチシミュレーター」の提供を開始する。

コネクテッドTVの視聴が急速に広がるなか、YouTubeやTVerなど媒体を重複して広告に接触したかどうかわからないという課題があり、媒体をまたいだ視聴行動を把握することは困難であった。2022年7月よりコネクテッドTV視聴データの計測を開始し、コネクテッドTV広告出稿後の分析・効果検証サービスを提供。

そんな折、出稿前にもREVISIOの注視データを活用したいという要望を受け、地上波とコネクテッドTVの最適な予算配分をシミュレーションできるツール「CTVリーチシミュレーター」を開発した。

REVISIOでは、独自に構築している調査パネルに対して、人体認識センサーで個人を特定し、地上波TVとコネクテッドTV、さらにYouTubeやTVerといった媒体別の広告接触をシングルソースで追いかけられるため、他にはない「マルチメディア接触における正確なリーチデータ」を提供することができる。このデータを使い、地上波TVとコネクテッドTVの注視ベースでのリーチを正確に予測し、最適な予算配分をシミュレーションする。

■「CTVリーチシミュレーター」の特徴

REVISIOが提供する「CTVリーチシミュレーター」の特徴。

●地上波とCTVへのクロスメディア出稿の「注視ユニークリーチ」をシミュレーション

REVISIOは構築した自社調査パネルからテレビスクリーンへの注視データを取得している。シングルソースで地上波テレビとコネクテッドTV(YouTube/TVer)への「注視によるユニークリーチ」を計測しているため、地上波、YouTube、TVerといった各媒体別のユニークリーチと、異なる媒体間でのリーチの重なりが分かる。そのリーチデータを活用して、精緻な地上波とコネクテッドTV(YouTube/TVer)のリーチシミュレーションが可能になる。

●媒体ごとの予算配分を自由に変更しシミュレーションも可能

シミュレーターでは、ターゲットとするセグメントも自由に選択できる。広告予算の総額や各メディアのコストを設定すると、選択したセグメントに対する「注視ユニークリーチ」を最大化する最適な予算配分を計算する。また、最適配分だけでなく、シェアを変化させた場合のリーチの変化も計算できる。直感的なUIを操作することで、担当者ご自身の手で簡単に複数パターンのシミュレーションが実行できる。

上記のような特徴を持つ「CTVリーチシミュレーター」は、急速に変化するメディア視聴環境のなかで広告・マーケティング戦略の指針となる強力なツールになるのではないだろうか。

【参考資料】
コネクテッドTVの視聴実態に関する共同研究「CTV白書」
「テレビ視聴の注視データを取得するREVISIO、調査会社のクロス・マーケティングと共同研究結果を発表 コネクテッドTVの利用実態が判明」
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