テレビCMとYouTube広告のリーチを最大化する改善施策支援サービス「Cross Media Reach Report」を拡張 / 10月下旬より提供開始
編集部 2023/10/19 17:00
株式会社ビデオリサーチ(東京都千代田区)は、2022年11月に開始したテレビCMとYouTube広告の統合リーチを最大化する改善施策支援サービス「Cross Media Reach Report」(以下CMR)をバージョンアップし、2023年10月下旬から顧客提供を開始する。
バージョンアップにより、コネクテッドTVでのYouTubeの視聴データにて、同じデバイスで同じコンテンツを複数人で視聴することを示す「共視聴」を含むデータの提供を開始し、テレビCMとYouTube広告の条件を揃えた横並び評価が可能となった。また、ASPをローンチし、視覚的な分かりやすさ、操作のしやすさを実現。広告の統合リーチ最大化に向けた改善策を、迅速なデータ提供で支援する。
これまでは、テレビとデジタルは広告効果を図る指標や単位がそれぞれ存在し、同じ条件で広告効果を比較することは難しいと考えられていた。そして、テレビ視聴データの測定は、複数人で視聴していた場合には共視聴を加味した指標を用いられているが、コネクテッドTVでのYouTube視聴では、複数人で視聴した場合も一人と数えるため、条件を揃えて横並びに評価できないことが課題の一つであった。この度の「CMR」バージョンアップによって、条件を揃えた評価が可能となる。
<バージョンアップのポイント>
(1)コネクテッドTVでのYouTubeの共視聴(※)を含めたデータ提供で、条件を揃えた横並び評価が可能
テレビ視聴データには、従来から加味されている共視聴の実態の測定を、コネクテッドTV におけるYouTubeの共視聴でも可能とし、テレビCMとYouTube広告のデータの取得条件をより揃えた評価を実現。視聴者の視聴実態をより正確に捉え、広告効果の検証や費用対効果をこれまで以上に細かく把握できる。
※Googleデータクリーンルーム経由の共視聴データについては、当社により検証を実施
(2)ASPのローンチで、視覚的に分かりやすく操作しやすいサービス
ASPによる提供で、視覚的に分かりやすくなったことに加え、CPM/CPR(Cost Per Mill/Cost Per Reach)の自動算出機能を用いた費用対効果の比較や、複数の広告キャンペーンの時系列比較が可能となった。利用目的に合わせて選択できるデータの提供で、統合リーチの最大化に向けた検証や改善を支援する。
(3)データ提供までの日数を短縮
これまで、データは広告キャンペーン終了から12営業日後に提供していたが、6営業日後に短縮することで、より速やかにデータ提供することが可能となった。
テレビCMはビデオリサーチ、YouTube広告はGoogleが、それぞれ実際に広告取引で使用されているデータより統合リーチを計測しているため、費用対効果についても細かく振り返ることができる。また、YouTubeのデータについては、デバイス別に集計したデータの提供もしているため、昨今注目されているコネクテッドTVやスマートフォンなどのリーチ状況も確認することができる。