06 AUG

テレビ朝日開発の映像合成技術「AIを用いた放送用ヒューマンキーヤー」「日本民間放送連盟賞」など主要な3つの技術賞を受賞

編集部 2026/8/6 17:00

株式会社テレビ朝日の開発した「AIを用いた放送用ヒューマンキーヤー」が、日本の放送および映像技術における主要な3つのアワードを受賞した。
本開発は、人物像認識AIと最新のXR技術を組み合わせたシステムであり、その革新性と実用性が業界内で高い評価を獲得している。

【受賞アワード一覧】
●2025年 日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞
●2025年度 一般社団法人 映像情報メディア学会 「技術振興賞」コンテンツ技術賞
●MPTE AWARDS 2026 第79回技術開発奨励賞

本システムは、AIを活用して人物のシルエットを抽出する技術を実装し、人物の背後にCGがあるような映像表現を、生放送で実現可能にした。

従来、人物の背景にCGを合成するには、緑色の専用背景(グリーンバック)の前で撮影する必要があった。本システムの導入により、屋外や仮設スタジオなど場所を選ばず容易にCG合成が可能となった。制作コストの削減や作業効率の向上に加え、映像表現の自由度を飛躍的に高めることができる。
現在、番組制作の現場において応用範囲が急速に広がっており、2025年度では100件以上の放送実績を数える。以下をはじめとする様々な番組で導入・実用化が進んでいる。

【主な番組での活用事例】

●「MUSIC STATION SUPER LIVE」
アーティストのステージを立体的なAR表現で装飾し、LEDデザインと連動した新たな空間演出を実現した。

●「報道ステーション」「スーパーJチャンネル」などの天気中継
中継先でCGを背景にした解説が可能となり、屋外の空気感を活かしつつ、分かりやすくインパクトのある映像表現を創出した。

●「サタデーステーション」「ミラノ・コルティナ五輪」のスタジオ演出
クロマキーなしで出演者の背面や足元にCGを配置し、スタジオセットと融合させた新しい画角・演出を可能にした。映像のみで実現可能な利点を活かし「ミラノ・コルティナ五輪」の海外現地スタジオでも採用された。

今後もテレビ朝日では、最先端テクノロジーの活用により、イノベーションから新しい価値の創造に努めていく。