<テレビ朝日本社でのドローン映像の受信>
テレビ朝日、KDDI、KDDIスマートドローン、能登半島で常設ドローンポートを用いた災害報道の実証を実施
編集部 2026/10/22 14:00
株式会社テレビ朝日、KDDI株式会社、KDDIスマートドローン株式会社は、2026年10月7日、石川県能登地域に常設された複数のドローンポートを活用し、ドローンが撮影した映像をテレビ朝日本社までリアルタイムに伝送する災害報道実証を実施した。
なお、本実証はテレビ朝日とKDDIスマートドローンが2025年12月から進めている、ドローンポートの災害報道への活用に向けた取り組みに基づいている(注)。
本実証では、能登半島に設置されたドローンポートを活用し、大規模な地震の発災直後を想定したドローン運航を行った。
約15分でドローンを離陸させ、複数のドローンポート上空からの映像をリアルタイムでテレビ朝日本社まで伝送した。映像は、テレビ朝日が独自に開発した受信システムを通じ、ニュース番組を制作するニュースサブ(副調整室)に取り込まれ、即座に報道へ活用できることを確認した。
また、KDDIスマートドローンの東京のオペレーター2名が4機のドローンを同時に運航し、定点カメラでは捉えられない広範囲の状況を効率的に撮影し、把握した。これにより、被害状況や危険箇所に関する情報を災害発生から迅速に地域住民へ伝達することが可能となり、避難や安全確保に活用できることを確認した。
今後3社は、本実証で得られた知見を活用し、災害発生時のドローン運航および報道連携の運用フローを高度化するとともに、ドローンポートを活用した災害報道体制の構築を進める。あわせて、全国どこで災害が発生しても即座に初動情報を知ることができる、災害に強い社会の実現を目指す。
■本実証について
実証日 :2026年10月7日
実施エリア:石川県能登地域(七尾市、珠洲市、能登町、志賀町)
実証成果:能登半島に常設されたドローンポート(Skydio Dock for X10)を活用し、発災直後を想定した災害報道の実証を実施した。
①リアルタイム映像伝送による初動情報収集 発災想定後に東京の運航拠点から、能登半島に設置されたドローンポートからドローンを離陸させ、撮影した映像をテレビ朝日へリアルタイムに伝送できることを確認した。
②発災直後から広域確認までを想定した運用フローの確認 ドローンポート直上の定点飛行と事前設定ルートによる広域飛行を組み合わせることで、発災直後の状況把握から被害状況の詳細確認まで対応できることを確認した。
③複数地点の同時状況把握 オペレーター2名による4機同時運航を実施し、限られた人数で広範囲の被災状況を効率的に確認できることを確認した。
各社役割 :【テレビ朝日】
・災害報道を想定したドローン映像の受信に関わる技術的検証と運用フローの設計
【KDDI】
・ドローン遠隔運航におけるLTE回線の提供
・ドローンポートの操作およびデータ伝送におけるStarlinkの活用
【KDDIスマートドローン】
・ドローンポートの提供およびドローンの遠隔運航
・運航ルートの設計および安全管理
・ドローンで取得した映像 ・データの伝送
3社の取り組みに関する講演は、2026年10月28日にKDDIグループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2026」(会場:TAKANAWA GATEWAY Convention Center)において実施される。参加には事前登録(無料)が必要となる。詳細や申し込みは、「KDDI SUMMIT 2026」特設サイトから登録できる。
(注)2025年12月25日 KDDIスマートドローン ニュースリリース テレビ朝日・KDDIスマートドローン、災害報道への活用に向け、ドローンポートを用いた実証を開始(https://kddi.smartdrone.co.jp/news/release/10516/)